記事一覧

詩のしらべ

日本語の抑揚、音の強弱、アクセントは、明確には捉え難い、ゆるやかで、穏やかなものです。そのことを、外国語に比較し劣っていて詩は成り立ち難いと評し嘆く批評は浅薄な考えだと思います。現代詩という言葉を私は好きになれません。先人に批評精神で向きあい乗り越え新しい芸術を創造しようとする姿勢は必要ですが、ともすれば、現代(そして輸入品)が、これまでの時間より(日本の詩歌より)優れたもであるかのように誇張する虚勢...

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詩だから伝えられるもの

 詩は言葉による表現、言葉の音楽、曲のない心のうたです。 美しいメロディーやハーモニー、軽快なポップス、ロックのリズム、クラシックの旋律は、歌詞がなくても、曲と声音だけで、聞く人の心を揺り動かす力があります。歌詞の意味を理解できない言語の歌でも感動し好きになります。逆に考えるとそれだけ、言葉の、意味を伝える力と、イメージを浮かび上がらせる力は、曲や声音に比べ、より弱くてもかまわないといえます。 曲...

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「あいのうた」(連作詩)を公開しました

ホームページの「虹・新しい詩」に、連作詩「あいのうた」、(あ)「おおきくなったら」(い)「あおく とおく」(の)「風に」(う)「あなたはきっと」(た)「うた」を公開しました。...

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なぜ言葉で

 どうして絵ではなく、映像ではなく、舞踏や演劇ではなく、音楽や演奏ではなく、言葉で、言葉の芸で、表現し伝えようとするのか、考えてきました。それぞれの芸術、芸だからこそ、伝えうるものか゛あります。  その奥深い山々の裾野の小道をさ迷った末に、私という個性が感じとれ伝えたいと願うものを、願うかたちに一番近づけて表現できるのは文芸・文学だと感じ、引き返さない覚悟で歩んでいく方角を決めました。 小説家を目...

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詩人・山下佳恵さんの詩「記念の日」「いい子だよ」「悩み」を紹介します

 詩人・山下佳恵さんの詩「記念の日」「いい子だよ」「悩み」を、リンクのホームページ「愛のうたの絵ほん・高畑耕治の詩と詩集」の「好きな詩・伝えたい花」で、紹介します。 山下さんは私と同世代の詩人で、詩誌『潮流詩派』に詩を毎号継続して発表されてきました。やさしい思いをまっすぐに詩にされます。私が女性の心を表現しようと懸命に努力しても書けない詩を、そっと差し出されています。心がてのひらで包まれて温かくな...

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コピー屋の盗作について

おかしな標題をつけました。「言っておきたい」ことにしかけましたが遺書ではないので変えました。私は著名なコピーライターに盗作されたことがあります。二十年ほど前の第一作品集『死と生の交わり』に収録した「殺す」というアフォリズム作品の次の一節です。「痛いのはいやだ」「苦しむのはいやだ」   殺すのも、殺されるのも、苦しめるのも、苦しめられるのも、いやだ。 この作品はホームページでお読み頂けます。また今年改...

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詩を息づかせるもの

 思いおこし、自分に言い聞かせるために詩について、書いています。 詩を息づかせるふたつの精は、愛と祈りだと思います。 祈りは苦しみを通り抜けた向こうにあるものを信じて、どこまでも言葉を澄みわたる響きに高めるもの。 愛は疲れきった心をやわらかにつつみ、凍えて砕けそうな悲しみに寄り添う、ひとのぬくもりです。 そのようにひとを思い、あこがれ、喜びを伝えあえる時へのねがいを感じとれ、織り込むことができたな...

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詩人の吉川千穂さんのブログ「野の花のように」

詩人の神谷恵さんが、詩人の吉川千穂さんをご紹介くださいました。『吉川千穂詩集 再生』を出版されていらっしゃいます。次のブログ「野の花のように」でも日々発信されていらっしゃいます。「詩人の世界へ(リンク集)」にリンクしました。 読ませて頂いたことで、詩についてめぐった想いを、書き留めます。 わたしにとっての「詩」、心に響き心を揺らし豊かにしてくれる言葉に必ずある、なくてはならないと思っているものは、ふ...

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詩が生まれでるかたち

 詩が生まれでるもうひとつのかたちは、伝えるために、懸命に、虚構としての詩を創作することだと思っています。懸命に、という言葉の付け加えは、天の啓示を授かる天才には不要でしょうが、わたしには必要です。思いを少しでもよりよく伝えたいという、ただそのことだけのために、懸命に書きます。 現実と呼ばれる世界で埋もれ隠されてしまっている、大切なもの、ほんとうにうつくしいものを求め、感じとり、言葉のしらべと、形...

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詩誌『馬車』 のホームページを紹介します

  詩誌『馬車』のホームページを、「詩人の世界へ(リンク集)」にリンクしました。深い思いの底から詩を生み出される力量をおもちの、個性豊かな優しい詩人のみなさんがつくられている、真剣であたたかな詩情溢れる詩誌で、ホームページでの縦書きへのこだわりなども私は好きです。同人の詩人:久宗睦子、小丸由紀子、臺洋子、田中順三、ついきひろこ、山本みち子、馬場晴世、春木節子、堀田のぞみ、渡ひろこ、丸山乃里子、山下久...

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コールサック社のホームページ紹介

 詩集の出版社コールサック社のホームページを「詩人の世界へ(リンク集)」にリンクしました。 詩人の鈴木比佐雄さん、佐相憲一さんの、詩集・評論集の出版社です。 詩への愛情・熱意が美しい本作りから伝わってきます。宮澤賢治の「ほんたうのさいはひ」(本当の幸せ)を詩を通してめざされていて『鎮魂詩四〇四人集』など、こだわりのある良書を企画・出版されています。...

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詩が生まれでるかたち

詩となって思いが生まれでる、現れかたかたのかたちには、ふたつあると思っています。 ひとつは、裏表・一体となった叫びと祈りで、修飾のない、むき出しの心の、直接的な表現です。 そのようにしか表現しえない声には、批評を越えた尊い大切なものを感じます。伝えるという意味では、強烈な共感を生む強さと、感じうる相手を狭めてしまうことを合わせ持っていると思います。 私は表現を始めた時、修飾が嘘の上塗りだと感じ嫌い...

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詩を生むもの

 詩を生むことについて感じていることの自分のための覚え書きです。 詩は、ひとを思う心の、受精卵だと思います。いのち、生きもののひとつとしての、自分を通しての、ひと、いのちへの思いです。 深いところから浮かびあがってくるその強さに気づけたときに、新鮮な驚きと喜びを感じながら、いちばんその思いに似合う表情、伝えられるかたちで、生まれてくるよう、胎児を育てるように、誕生の時まで一緒に生きるのだと思います...

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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年同上
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年同上
「愛(かな)」1993年同上
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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