記事一覧

中野鈴子の詩。表現に自由の花を咲かせて。

 この約百年間に女性の詩人が生み出し伝えてくれた詩に 心の耳を澄ませ聞きとっています。 『ラ・メール 39号、特集●20世紀女性詩選』(1993年1月、編集発行人:新川和江・吉原幸子、発売:思潮社)に採録されている詩人の一作品・一輪の花たちのなかから、私が好きな、木魂する思いを揺り起こされた詩について、詩想を記しています。 今回の詩人は、中野鈴子(なかの・すずこ、1906年明治39年~1958年昭和33年)です。 略暦...

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竹内てるよの詩。絶望の涙をおとすな。

 この約百年間に女性の詩人が生み出し伝えてくれた詩に心の耳を澄ませ聞きとっています。 『ラ・メール 39号、特集●20世紀女性詩選』(1993年1月、編集発行人:新川和江・吉原幸子、発売:思潮社)に採録されている詩人の一作品・一輪の花たちのなかから、私が好きな、木魂する思いを揺り起こされた詩について、詩想を記しています。 今回みつめる詩人は、竹内てるよ(たけうち・てるよ、1904年明治37年~2001年平成13年)です...

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新しい詩「ポ」をHP公開しました

 私の詩のホームページ「愛のうたの絵ほん」に、新しい詩「ポ」を、公開しました (クリックでお読み頂けます)。   詩「ポ」 お読みくださると、とても嬉しく思います。 ☆ お知らせ ☆『詩集 こころうた こころ絵ほん』を2012年3月11日、イーフェニックスから発売しました。A5判並製192頁、定価2000円(消費税別途)しました。 イメージング動画(詩・高畑耕治、絵・渡邉裕美、装丁・池乃大、企画制作イーフェニックス・池...

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新しい詩「晩秋、悲しみ」をHP公開しました。

 私の詩のホームページ「愛のうたの絵ほん」に、新しい詩「晩秋、悲しみ」を、公開しました (クリックでお読み頂けます)。   詩「晩秋、悲しみ」 お読みくださると、とても嬉しく思います。 ☆ お知らせ ☆『詩集 こころうた こころ絵ほん』を2012年3月11日、イーフェニックスから発売しました。A5判並製192頁、定価2000円(消費税別途)しました。 イメージング動画(詩・高畑耕治、絵・渡邉裕美、装丁・池乃大、企画制作...

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新しい詩「せせらぎのうた」をHP公開しました。

 私の詩のホームページ「愛のうたの絵ほん」に、新しい詩「せせらぎのうた」を、公開しました (クリックでお読み頂けます)。   詩「せせらぎのうた」 お読みくださると、とても嬉しく思います。 ☆ お知らせ ☆『詩集 こころうた こころ絵ほん』を2012年3月11日、イーフェニックスから発売しました。A5判並製192頁、定価2000円(消費税別途)しました。 イメージング動画(詩・高畑耕治、絵・渡邉裕美、装丁・池乃大、企画...

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林芙美子の詩。本物の口語、自由な心の詩が生まれた。

 この約百年間に女性の詩人が生み出し伝えてくれた詩に心の耳を澄ませ聞きとっています。 『ラ・メール 39号、特集●20世紀女性詩選』(1993年1月、編集発行人:新川和江・吉原幸子、発売:思潮社)に採録されている詩人の一作品・一輪の花たちのなかから、私が好きな、木魂する思いを揺り起こされた詩について、詩想を記しています。 今回みつめる詩人は、林芙美子(はやし・ふみこ、1903年明治36年~1951年昭和26年)です。 ...

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金子みすゞの詩(二)。絵と、歌と、詩情と。

 前回につづき、金子みすゞの歌に心の耳を澄ませます。 『金子みすゞ童謡集』(編解説・矢崎節夫、1998年、ハルキ文庫)、底本『新装版・金子みすゞ全集』(JULA出版局、1984年)を出典にしました。口語表記です。 彼女の豊かな詩の表情の魅力を、少し違う角度から見つめてみます。 たとえば、つぎの詩は短い詩行ですが、とてもひろい世界を映し出しています。優れた絵や映像のような詩です。 川岸の花から川のながれのま...

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金子みすゞの詩(一)。鈴になって、小鳥になって。

この約百年間に女性の詩人が生み出し伝えてくれた詩に 心の耳を澄ませ聞きとっています。生年の順を基本にしています。 今回と次回は金子みすゞ(1903年明治36年~1930年昭和5年)です。以前から書き記したい気持ちがあった好きな詩人ですので出典も変え、『金子みすゞ童謡集』(編解説・矢崎節夫、1998年、ハルキ文庫)、底本『新装版・金子みすゞ全集』(JULA出版局、1984年)からの紹介です。読みやすいよう口語表記になって...

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中田信子の詩。性愛の喜びを歌う。

 約100年ほど前、明治時代からの詩を、女性の詩人の作品という視点でみつめなおしています。 『ラ・メール 39号、特集●20世紀女性詩選』(1993年1月、編集発行人:新川和江・吉原幸子、発売:思潮社『)に採録されている詩人の一作品・一輪の花たちのなかから、私が好きな、木魂する思いを揺り起こされた詩について、詩想を記しています。 今回みつめる詩人は、中田信子(なかた・のぶこ、1902年明治35年~)です。 詩集『処...

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武内利栄の詩。悲歌の、感動。

 約100年ほど前、明治時代からの詩を、女性の詩人の作品という視点でみつめなおしています。『ラ・メール 39号、特集●20世紀女性詩選』(1993年1月、編集発行人:新川和江・吉原幸子、発売:思潮社)に採録されている詩人の一作品・一輪の花たちのなかから、私が好きな、木魂する思いを揺り起こされた詩について、詩想を記しています。 今回みつめる詩人は、武内利栄(たけうち・りえ、1901年明治34年~1958年昭和33年)です。...

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伊藤野枝の詩。若い感情を強く。

 約100年ほど前、明治時代からの詩を、女性の詩人の作品という視点でみつめなおしています。 『ラ・メール 39号、特集●20世紀女性詩選』(1993年1月、編集発行人:新川和江・吉原幸子、発売:思潮社)に採録されている詩人の一作品・一輪の花たちのなかから、私が好きな、木魂する思いを揺り起こされた詩について、詩想を記しています。 今回の詩人は、伊藤野枝 (いとう・のえ、1895年明治28年~1923年大正12年)です。 こ...

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久宗睦子の詩。言葉の華をたち昇らせて。

 今回は詩人・久宗睦子(ひさむね・むつこ、1929年生まれ)の詩をみつめます。出典は『新・日本現代詩文庫99 久宗睦子詩集』(2012年、土曜美術社出版販売)です。  詩は、心に根付き咲く言葉の花です。思いは花の姿として再び生まれることで、薄められ忘れられることなく咲き続ける花となります。久宗さんの詩にはこのことを強く意識させる香りがあります。香りに包まれ、はっと気づく私がいます。  詩誌『馬車』を長く主宰し...

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久宗睦子さんの詩をHPで紹介しました。

 詩人・久宗睦子(ひさむね・むつこ))さんの詩を、私のホームページ「愛のうたの絵ほん」の「好きな詩・伝えたい花」で紹介しました。  久宗睦子の詩「愛河」「月下香幻想」「水族館で」 (クリックでお読み頂けます)。  私も、おとずれ、みつめ、香りにつつまれ、響きあえる想いに生きたい、と願います。 ☆ お知らせ ☆『詩集 こころうた こころ絵ほん』を2012年3月11日、イーフェニックスから発売しました。A5判並製1...

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『現代生活語詩集2012 空と海と大地と』に参加しました。

 『現代生活語詩集2012 空と海と大地と』(全国生活語詩の会・編、2012年10月10日、竹林館)が発売されました。北海道から沖縄まで153名の詩人の作品が話しかけてくれます。 私は大阪で生まれ育ちましたので「Ⅴ 関西」に参加しています。 日本全国をひとり旅するように読み、心にやきつけたいと願っています。 ☆ お知らせ ☆『詩集 こころうた こころ絵ほん』を2012年3月11日、イーフェニックスから発売しました。A5判並製19...

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英美子の詩。あなたの母を念はないか。

 20世紀のはじめ近代詩が生まれた時代からの、女性の詩をみつめています。『ラ・メール 39号、特集●20世紀女性詩選』(1993年1月、編集発行人:新川和江・吉原幸子、発売:思潮社)から、好きな詩、考えたいテーマの光りを放っていると感じた詩について、私の詩想を記します。 今回の詩人は英美子(はなぶさ・よしこ、1892年明治25年~1983年昭和58年)、この詩人とも初めて出会い、初めて作品を読みました。 『美子恋愛詩集』...

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詩のアンソロジー集二冊に想ったこと

 立ち寄った図書館の棚に見つけた二冊の詩のアンソロジー集を読んでみました。 一冊は、『ことばの流星群 *明治・大正・昭和の名詩集』(大岡信・編、2004年、集英社)。1984年日本ペンクラブ編の『愛の詩集 ことばよ花咲け』(集英社)を再編集したものだそうです。 もう一冊は『心の詩集 文藝別冊』(2000年、河出書房新社)です。 今回はこの二冊に感じたことを率直に綴ります。『ことばの流星群』。アカデミックな詩人が...

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詩誌『たぶの木』創刊号を公開しました。

 私のホームページ『愛のうたの絵ほん』に、新しい詩誌『たぶの木』の創刊号を公開しました。     詩誌『たぶのき』 創刊号 (漉林書房)  漉林書房の詩人・田川紀久雄さんによる編集・発行で、手作りの小さな詩誌です。 参加詩人は、田川紀久雄、坂井のぶ子、山下佳恵、高畑耕治です。 作品を活字で読める喜びを感じます。ぜひご覧ください。 ☆ お知らせ ☆『詩集 こころうた こころ絵ほん』を2012年3月11日、イー...

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大塚楠緒子の詩。女心に咎ありや。

 女性の詩人の作品をみつめています。今回からは近代詩(新体詩)が生れた明治にもう一度さかのぼってみます。中公文庫の『日本の詩歌』や筑摩書房の『現代詩集』にあまりにも女性の詩が欠けている偏りについて記しましたが、今回次の特集を読んで私のその感覚は間違っていないと感じました。 今回からしばらくは『ラ・メール 39号、特集●20世紀女性詩選』(1993年1月、編集発行人:新川和江・吉原幸子、発売:思潮社)に採録さ...

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茨木のり子の詩(二)。感受性の海の真珠

 今回も詩人・茨木のり子の詩を、茨木のり子詩集『落ちこぼれ』を通して見つめます。 彼女の詩の、子ども心につながる感性と、戦争・時代への眼差しの深さを前回記しました。 もうひとつ、彼女の詩をとても個性的に輝かせているのは、心を直撃する言葉のメッセージが響いていることです。 私は、詩という文学形式の魅力は、作品全体で大きく心を包むように伝えるものと、詩句一言・詩行一行で鋭く時めかせ突き刺すもの、この二...

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茨木のり子の詩(一)。あたしも強くなろうっと!

 今回と次回は、茨木 のり子(いばらぎ のりこ、1926年 - 2006年)を感じ取り、詩想を記します。彼女の詩を読むにあたって、茨木のり子詩集『落ちこぼれ』(水内喜久雄選・著、はたこうしろう絵、2004年、理論社)を選びました。やさしい挿絵が添えられている手触り良い本が、個性豊かな詩人の世界へ道案内してくれました。 本のあとがきに「私、解釈(かいしゃく)を加えないと判らないような詩は書いていないつもりです」とい...

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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年同上
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年同上
「愛(かな)」1993年同上
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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