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ヘルダーリン『ヒュペーリオン』(六)。ひとつの永遠の灼熱する生(いのち)

 敬愛するドイツの詩人ヘルダーリン(1770年~1843年)の長編作品『ヒュペーリオン』を見つめています。 私は二十代で彼の作品にとても感動し、その変わらぬ想いを深め伝えたいとこの文章を書いています。 作品の大きな流れのまとまりからテーマを掬い上げ、作品の言葉の飛沫のきらめきと、呼び覚まされた私の詩想を記してきました。 最終回の主題は、生(いのち)です。 ヘルダーリンは『ヒュペーリオン』の最後に、彼の死生...

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ヘルダーリン『ヒュペーリオン』(五)。何千年も星の世界を。

 敬愛するドイツの詩人ヘルダーリン(1770年~1843年)の長編作品『ヒュペーリオン』を見つめています。 私は二十代で彼の作品にとても感動し、その変わらぬ想いを深め伝えたいとこの文章を書いています。 作品の大きな流れのまとまりからテーマを掬い上げ、作品の言葉の飛沫のきらめきと、呼び覚まされた私の詩想を記しています。 今回の主題は、絶望です。 祖国の自由独立を願い戦闘に加わった主人公ヒュペーリオンは、戦争...

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ヘルダーリン『ヒュペーリオン』(四)。暴力に訴えて。

 敬愛するドイツの詩人ヘルダーリン(1770年~1843年)の長編作品『ヒュペーリオン』を見つめています。 私は二十代で彼の作品にとても感動し、その変わらぬ想いを深め伝えたいとこの文章を書いています。 作品の大きな流れのまとまりからテーマを掬い上げ、作品の言葉の飛沫のきらめきと、呼び覚まされた私の詩想を記しています。 今回の主題は、暴力です。 主人公の男性ヒュペーリオンは、友からの誘いに応じます。トルコの...

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ヘルダーリン『ヒュペーリオン』(三)。いまはじめて世界を。

 敬愛するドイツの詩人ヘルダーリン(1770年~1843年)の長編作品『ヒュペーリオン』を見つめています。 私は二十代で彼の作品にとても感動し、その変わらぬ想いを深め伝えたいとこの文章を書いています。 作品の大きな流れのまとまりからテーマを掬い上げ、作品の言葉の飛沫のきらめきと、呼び覚まされた私の詩想を記しています。 今回の主題は、愛です。  愛の告白は、心を打ち心に響きます。なぜでしょうか? ひとりの人...

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ヘルダーリン『ヒュペーリオン』(二)運命の出会い

 敬愛するドイツの詩人ヘルダーリン(1770年~1843年)の長編作品『ヒュペーリオン』を見つめています。 私は二十代で彼の作品にとても感動し、その変わらぬ想いを深め伝えたいとこの文章を書いています。 今回からは、作品の大きな流れのまとまりからテーマを掬い上げ、作品の言葉の飛沫のきらめきと、呼び覚まされた私の詩想を記していきます。 今回の主題は、運命的な出会いです。 「ぼく」は、主人公の男性の名はヒュペー...

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ヘルダーリン『ヒュペーリオン』(一)。その名は美だ。

 今回から数回、ドイツの詩人ヘルダーリン(1770年~1843年)の長編作品『ヒュペーリオン』を見つめます。シラーやゲーテより若い世代で、フランス革命、ナポレオン独裁の時代が青春期でした。ノヴァーリスとも会っています。彼の詩と『ヒュペーリオン』の価値をシラーやゲーテは十分には評価せず、二十世紀にようやく再評価された詩人です。 私は二十代で彼の作品を知り、とても感動しました。彼の詩については、次のエッセイで...

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ヘルダーリン、愛の詩

 ヘルダーリンの詩から、わたしが心から好きな愛の祈りの詩を咲かせます。手塚富雄の日本語の響きが美しい訳です。 私は読む度に心ふるえ、詩は感動だ、詩を読むよろこびは自然にうちから感動がわきあがる思いをしることだと、教えられます。同時に、私もいい詩を書きたいという願いが込みあげてくる大切な詩です。  ディオティーマひさしいあいだ枯れしぼんで閉ざされていたわたしの心は いま美しい世界に挨拶する。その枝々...

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ヘルダーリンの愛の祈り

 フランスの詩の象徴詩派、言葉の音象を奏でる詩人たちとその詩をみつめてきました。萩原朔太郎は新古今和歌集と詩想が通いあうと述べていますが、私もそう感じます。美しい詩世界です。 私が最も深く影響され敬愛する日本の詩人は、原民喜(たみき)です。(原民喜『鎮魂歌』)。 世界の小説家ならドストエフスキー、そして世界の詩人ではヘルダーリン、ドイツの愛と祈りの詩人です。彼の短い紹介を出典から引用します。●引用 フ...

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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年同上
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年同上
「愛(かな)」1993年同上
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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