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詩人・尼崎安四。どのように詩を創るか。

 詩人の尼崎安四と俳人の山田句塔を中心にエッセイを記してきました。そのまとめとして前回は、尼崎安四の手紙の言葉から、詩とは何か、記しました。 今回は、尼崎安四を師と仰ぐ詩人・諫川正臣の文章を通して、彼がどのように詩を創作したかを見つめ、創作方法について私の考えを記します。● 以下、諫川正臣の文章、詩誌「黒豹」119号編集後記からの引用です。★ 安四は詩を批評する時、真剣な表情になった。一行ごとに、一字...

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詩人・尼崎安四の手紙。詩とは何か。

 詩人の尼崎安四と俳人の山田句塔を中心にエッセイを記してきました。 そのまとめとしての二回は、尼崎安四の詩についての考え、詩と向き合う姿を見つめながら、私の詩想を書き添えていきます。 まず今回は、尼崎安四の詩についての考えが鮮やかに要約されている、彼が山田句塔へ宛てた手紙を引用したうえで、私の詩についての詩想を記します。出典は、細井冨貴子『哀歌・戦友』「季刊銀花」第75号です。● 以下、引用「(前略)...

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『定本尼崎安四詩集』と山田句塔、上田三四二、弥生書房。

 詩人・尼崎安四と彼の詩を、世に伝えようとした戦友、友人のことを前回に続き記します。 自由律俳句の俳人・山田句塔もその一人、安四の戦友です。 句塔は自分が主宰した雑誌「いずみ」(1968年・昭和五十三年四月に第一号、1988年・昭和六十三年二月・終刊号)の「終刊の御挨拶 山田利三」でその思いを次のように記しています。細井冨貴子『哀歌・戦友』「季刊銀花」第75号から引用します。● 以下、引用「(略)・・・・・・本誌発...

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詩人・尼崎安四。一兵卒として。戦友、戦後。

 俳人・山田句塔の自由律俳句を二回にわたり感じとりました。今回は、彼の戦友であった詩人・尼崎安四について記します。(尼崎安四と彼の詩については、次のエッセイでも紹介しています。ご覧いただけたら、嬉しく思います。     詩人・尼崎安四(一)。詩はいのちの生き様。  詩人・尼崎安四(二)。詩は愛。)。 最初に、心を深く打つ彼の詩「お母さん泣くのはよして下さい」の詩行「あなたの子供はほんたうに正直に生...

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詩人・尼崎安四(二)。詩は愛。

 詩人・尼崎安四の詩を今回もみつめます。詩人はこころの奥行き、拡がり、高み、深み、過去、未来、瞬間、そのさまざまな表情に輝く個性を作品に結晶化します。 だから一人の詩人が、豊かな個性をもつ、子どもを生み出します。尼崎安四にも、仏教をテーマとした詩、いのちと死を見つめる詩、象徴詩、それぞれの輝きと深まりがあり、共感します。 彼の作品群のなかで、私がいちばん好きだと感じ、今回紹介するのは、愛の詩です。...

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詩人・尼崎安四(一)。詩はいのちの生き様。

 今回と次回は、詩人・尼崎安四(あまさき・やすし)の、とても心に響く詩を紹介します。出典は『定本 尼崎安四詩集』(1979年、彌生(やよい)書房)です。 彼のような本当の詩人が忘れられ埋もれてしまうことは、詩を愛する者にとってとても不幸なことです。それだけにこの本を出版された出版社の方、そして尽力された詩人や友人の方を尊敬します。その方々、高橋新吉、富士正晴、諌川正臣らが附録に寄せている文章はどれも熱...

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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年同上
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年同上
「愛(かな)」1993年同上
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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