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茨木のり子の詩(二)。感受性の海の真珠

 今回も詩人・茨木のり子の詩を、茨木のり子詩集『落ちこぼれ』を通して見つめます。 彼女の詩の、子ども心につながる感性と、戦争・時代への眼差しの深さを前回記しました。 もうひとつ、彼女の詩をとても個性的に輝かせているのは、心を直撃する言葉のメッセージが響いていることです。 私は、詩という文学形式の魅力は、作品全体で大きく心を包むように伝えるものと、詩句一言・詩行一行で鋭く時めかせ突き刺すもの、この二...

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茨木のり子の詩(一)。あたしも強くなろうっと!

 今回と次回は、茨木 のり子(いばらぎ のりこ、1926年 - 2006年)を感じ取り、詩想を記します。彼女の詩を読むにあたって、茨木のり子詩集『落ちこぼれ』(水内喜久雄選・著、はたこうしろう絵、2004年、理論社)を選びました。やさしい挿絵が添えられている手触り良い本が、個性豊かな詩人の世界へ道案内してくれました。 本のあとがきに「私、解釈(かいしゃく)を加えないと判らないような詩は書いていないつもりです」とい...

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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年同上
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年同上
「愛(かな)」1993年同上
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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