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詩想(一一〇) 詩と文学。心の足跡。

私の詩想を、ツイートからひろいあつめました。

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ベートーヴェンやゴッホの、狂おしさがずっと好き。
芸術は恋とおなじ、理屈には抑えられない、もの狂おしさだと、思います。

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さかしらで打算的で狡猾な現代社会で、小説、散文は、そこにどっぷりに染まることを逆用できる、して生き延びようとしているのかもしれないけれど。
散文。詩ではない。
ものぐるおしい情念に根をのばし、いのちを吸いあげていない言葉は、形は詩らしくても、詩ではない、散文だと思います。

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詩は恋文、ラブレターだから。ガチガチに頭で拵えあげた現代詩にはもうなくても、ポエムにはいまも詩が息しているとわたしは感じます。

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とてもあたりまえのことだけれど。いつも初心で。
伝えずにはいられない想いと情熱の強さが表現活動の、いのち。
そのために修練を重ねつづけて、ただひとつの個性の花、なのに誰もがなぜか美しいと感じてしまう、花を咲かせるのが芸術に生きること。願い、夢。

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芸術はこころのあらゆるかぎりのひろがりとふかみと光と闇をいききして感じつくそうとしてこそ息するから。
ある特定の時代の、社会規範、政治体制、モラル、科学の枠組に合わせはめこむと衰弱するものだから。
病、叫びの境界をさ迷うものとして、白眼視されたりするけれど。
正義も正気も人が人に断定的に、押しつけられるものではないということに対してだけは、生きるということに、とても、謙虚だと、思います。

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訂正。文意をより正確に。
芸術、文学、詩は、病、叫びの境界をさ迷うものとして、社会から、断罪されたりしがちだけれど。
断罪できると信じ込める群れのなかにあっても、より人間的だと、思います。

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芸術、文学、詩は、科学的世界観、時代思潮が愚かにも過去の遺物のように軽んじがちな、宗教、哲学、美。
人間が人間であるかぎり、なくなりようがない、これらなにより人間的な、ゆたかなものと、交わりあうことで、生み出さすことが初めてできる、人間のいのちのあかしなんだと、わたしは思います。

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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年同上
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年同上
「愛(かな)」1993年同上
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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