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落穂拾い。詩になれなかったけれど。

詩にはなれなかったけれど、書き留めておく、
言葉です。

  *

相模原で起きてしまったできごとは

悲しく
痛くて
たまらない

怒りを

忘れない

できることなら
怒りをいつか
ねがいに
ひとらしく生きていくための
ねがいに
かえることがどうか
できますように

  *

ここは放置国家
やりたい放題無法空域
東京郊外軍用ヘリ朝から騒音積乱雲

反日ハンニチとあおりゆびさし

ポケモン狩りマニュアル
プロレス格闘威嚇のすすめが
教育勅語

理想とのたまう国家世界に
役に立たない者を
絶対だと命じる狂信教育に
従えない従わない者を
社会から抹殺殲滅一人残らず殺したら
誰もいなくなりました

煽動集団どうし罵り非難しあい潰しあい
誰もいなくなりました

正しいものがひとつであるほど
人は賢くありません
人は貧しくありません

生まれたときも
産むときも
育つときも
役には立たないけれど
大切に思い守り
育てる
人はもう
いらないそうです

狂信宗教国家
教育指導に
社会規範に
役立たない
考え合わない
文化習慣ちがう
個性ある
人殲滅して
良い社会が実現しました
誰もいなくなりました

外来宗教
外来神話
外来思想
外来文化
外来芸術
外来教育
外来言語
外来文字
外来人種
外来植物
外来動物

混合混血を憎悪し排斥殲滅し
純潔純血万世一系神国を
この世に実現できました

殲滅とげられ
異教排せられ
役立たず間引きしあい
根絶やしにして

ああ美しい狂信の神国
優性血統遵守する
純血の奴隷軍隊階級峻別国家

建国記念日に
人は一人もいませんでした
いのちは粛清され潰しあい
誰も残されませんでした



  こだま


けれどもまだここは
人権けせない法治の星

選挙権のこされた
主権者が選ぶ社会

生きもの多様性
あきらめない地

人を選び
人であることを選び
人として
人といよう
生きものたちと
この地にいよう

たちどまっていると望まないほうへ流されるばかりだけれど
えらび歩んだ数歩はよりましなほうへ進んでいるから
たちどまらず流されないひととともに
また一歩ずつより望むほうへ
歩むだけだ

  *

戦闘機は選挙の日の日本国憲法の空にも騒音と破壊の不安のあしたを撒き散らし



最後の終戦記念日としつづけることができますように
祈念し
できる行いをひとつひとつ
積み重ねていきたい

あふれた嘆き悲しみ
二度といらない


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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年同上
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年同上
「愛(かな)」1993年同上
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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