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詩想(八) 詩と文学3

 私の折々の想いをツイッターにしたためた言葉から、似通う色合いのものを、詩想としてまとめています。

 今回は「心の足跡2」と、「詩と文学3」、私の率直な想いです。

  心の足跡2

人間は宇宙のなか謙虚でいたいなと思います。

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自己中、力、金、盲信欲まみれの、為政者に、地もこころも、あらされるばかりだからなおさら、夜空に星と月、今日もうつくしい、アウストラピテクスにふりそそいだ日とかわらず

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震災のこと東京大空襲のこともあり今日はうつうつとかなしかったけれど、ゆうぐれが話してくれたから、それでいい

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今日の月のようにもやのかかったおぼろなじょうたいだからと書こうとして、みあげたら、いつのまにか、くもきえていて、うさぎさん、はっきりにっこり。ゆっくり、がんばろうねと。

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木の枝のつぼみや、道ばたの土の野の花のように、あたたかさ、すいこみながら、すこしづつ、小さな詩のうた、咲かせたいと、願っています。かえるさんも、そろそろお目覚め、ねぼけまなこ。

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好きがいちめんに咲くといいと思います。嫌いという言葉で好きだと伝える心の花とともにいちめんに。
憎悪ばかりがこの星壊しませんように。

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花や星や優しい美しいものが好きとだけ感じていたい私に、この社会のボスだと勝手に自惚れ思い込む獣のお人たちが貼り付けてくれたレッテルは、ひねくれもの、社会不適合者でした。
金と欲まみれの暴力信者のお上は、嫌いだ、迎合せず軽蔑し曲げらず生きたいばかりに。汚さに適合してたまるか。


   詩と文学3

分業専門家活躍時代社会で、タコツボの狭さにあわせられない心のままに愚か者であることだけが、文学のとりえなんだと、みずからを励ます。

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散文が大陸なら、詩歌は海。ほんとに好きな人はまるごと愛する。ちまちました、古典、近代詩、現代詩なんて、国境、垣根つけたがるのは、学者政治家商人になりきった頭。
海を愛する人は、飛沫も、磯の潮だまりも、砂浜のさざ波も、七つの海も、みんな美しく、いのちの乳房だからまるごと好き、それだけ。

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根本昌幸詩集『荒野に立ちて―わが浪江町』(2014年2月、コールサック社)を読んでいます。福島原発事故で家を追われ避難生活されている詩人の心の声、痛いです。再稼働などと口にできる政治屋の、視野のあまりの狭さ、ひどさ、あぶりだされ、このままではだめだと感じずにいられません。

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詩人中村純さんのエッセイ集『いのちの源流―愛し続ける者たちへ』(コールサック社)、まだ初めだけでも、心をうつ、感じ考えさせられる、文章と織りこまれた詩に伝えずにはいられない魂を感じ、読まれてほしいと願います。
中村純さんの詩は、伝えたいと願わずにいられない、( 詩の閉鎖社会にとらわれない) 生きたいと願うひと誰もに、向かって、こころ開き、問い、語りかけ、愛してあるから、ほんとうの詩だと、わたしは感じます。

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詩人、田川紀久雄に、あなたの詩は暗いと手紙があったという。感じ方は読者の自由だけれど、詩人としての言葉ならあきれます。暗さを薄めろとでもいうのだろうか? ドストエフスキーや宮沢賢治に向かって、そんなこと言えるか? 暗さの極みまで見つめて伝えてくれるのが、文学。

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暗さ、祈り、苦しみの極み、悲しみなげきの極み、愛しさ、切なさ、愛する気持ちの極み、美しさ、願い、心の感動が、文学の極みの詩。薄めた日常のお喋りを詩と呼ぶのも自由だけれど、私は読む気がしない。明るく爽やかな青春小説は好きだけど、社会の不正の暗さに鈍感な、日常べったり肯定は、詩の死。

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穢土社会の不正に敏感に苦しみぬく心、人間のいのちの悲しみと喜びをひりひり感じてふるえ歌う。それとも泥池だからこそ真っ白な蓮の花、願い、祈り、美しく、優しく、咲かせ尽くす、詩はそのどちらか。泥にも気づかない鈍感に薄められた暗くないけど明るくも美しくもない俗と欲と醜の散文は、詩の死。

 ☆

本が好き。
何年前でも、何十年前でも、
何百年前でも、何千年前でも、
思いは交わりあえる、
時をこえ会いに来てくれる、
いま会える、
本の扉開けば。

 ☆

ツイッターで好きと告白される、スピッツ、サカナカション、世界の終わり、グリーンハイプ、相対性理論、詩とこころがあって、いいと感じます。現代詩より私は好き。だから私は音楽がない言葉でこそ、伝えられる詩もあること、伝えたいと思います。
音楽にのらない、という表現はちがいました。それだけなら、ぜんぶ、音と響きあう歌でいい。げど、歌にはのせられないこころ、想い、感情はあるから、その表現が好きで懸命に書き伝えたいと思う人は必ずいるから、歌も言葉の詩も人類滅ぶまでなくならないと思います。

 ☆

 詩の花、文学の花が、こころ豊かに咲き香る世界でありますように。


 ☆ お知らせ ☆

 『詩集 こころうた こころ絵ほん』を2012年3月11日、イーフェニックスから発売しました。
(A5判並製192頁、定価2000円消費税別途)
☆ 全国の書店でご注文頂けます(書店のネット注文でも扱われています)。
☆ Amazonでのネット注文がこちらからできます。
    詩集 こころうた こころ絵ほん

 イメージング動画(詩・高畑耕治、絵・渡邉裕美、装丁・池乃大、企画制作イーフェニックス・池田智子)はこちらです。
絵と音楽と詩の響きあいをぜひご覧ください。
    こだまのこだま 動画


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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年同
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年同
「愛(かな)」1993年同
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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