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詩想(九) 詩と文学4

 私の折々の想いをツイッターにしたためた言葉から、似通う色合いのものを、詩想としてまとめています。

 今回は「詩と文学4」、私の率直な想いです。


頂いた詩論集を読みながら思うこと。
1 どんなグループに属したなんか、詩には関係ない。詩ほど、個に徹することでしかたどりつけない対話はない。それは社交グループの、おしゃべりから遠い、
2 わたしが詩を感じて、出会えて読めて、良かったと、思わずにいられないのは、
単純、純な言葉。どうしようもなく「ああ」と心揺れてしまう言葉、か、ただ静かにうつくしいとそめられ黙って感じていたい言葉。

 ☆

さかしらに気取る言葉ごっこ、哲学の真理があるかのような学者ごっこ、主義の押しつけ、お上への媚びへつらい、悪への無関心、真善美への鈍感なお遊びに、詩は感じない。

 ☆

ドストエフスキーから学んだこと。『作家の日記』の「強烈な印象」「心に焼き付いて消せない記憶」、あの長大な小説には必ずそのような核、種があり、そこから彼は育て上げていること。私も創作は自由であればいいと思いつつ、「強烈な印象」「感動」の種から芽生え咲くことだけが作品に命を授けると。


 ☆

目先の力金欲望を身内に奪いとるのに血眼で嘘ばかり平然とわめき争いを煽る政治屋がとても不快なのだけれど。
文学は目先の近視眼のさかしらな頭でとらえられるような狭い貧弱なものではないのだから。土ふかくのびてゆく根になり、古典、和歌の豊かさを吸い上げ心に沁みこませ伝えたいと読んでいます。


 ☆

ひとの心を馬鹿にするなと、いつも怒っています。
ひとの心に感動させられ種が宿り、詩が生まれます。

 ☆

創作は私にとってどんなものより充実した時間、なによりの喜びだからこそ心身を削り、苦しい。芸術の創作者ならあたりまえ。
同時に、作品を早く生み出したい、早く伝えたいという思いは絶えずあって、その声の強さに甘え負けたら、未完成のまま早産してしまうと、反省しつつ想い、創っています


 次回は詩想(十)心の軌跡3です。

 ☆ お知らせ ☆

 『詩集 こころうた こころ絵ほん』を2012年3月11日、イーフェニックスから発売しました。
(A5判並製192頁、定価2000円消費税別途)
☆ 全国の書店でご注文頂けます(書店のネット注文でも扱われています)。
☆ Amazonでのネット注文がこちらからできます。
    詩集 こころうた こころ絵ほん

 イメージング動画(詩・高畑耕治、絵・渡邉裕美、装丁・池乃大、企画制作イーフェニックス・池田智子)はこちらです。
絵と音楽と詩の響きあいをぜひご覧ください。
    こだまのこだま 動画


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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年同
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年同
「愛(かな)」1993年同
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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