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詩想(十三) 詩と文学7 心の足跡4 

 私の折々の想いをツイッターにしたためた言葉から、似通う色合いのものを、詩想としてまとめています。

 今回は「詩と文学7、心の足跡4 」、私の率直な想いです。

詩と文学7

世界にあふれる言葉の99.9パーセントが、広告か、理知による散文なのだから、詩にこそやどせる、情感、情と感受性、感性、詩情、言葉の音楽と絵画をこそ、生み、育み、響かせたいと、思います。

 ☆

詩や文学を感じとれるこころは孤独を知り、そのうえで、他者をかけがえなく感じて対話するひと、美、世界、宇宙とも、対話するひとだと思います。

 ☆

いつ授精できて詩の種子か育ち始めるかは、とても不確かでわからないけど、でも 、詩を芽吹かせたいと感じ続けること、花咲かせたいと意思して、愛するこころでいることが、母に近づけてくれると感じます。

 ☆

この春は、好きな花ばなの、うた、詩が、たくさん咲いてくれたことが、嬉しいです。

 ☆

無視されても書かずにはいられないのが詩人だけど、
言葉のかたちをさがしながら、
自分もふくめた人の心に、
なにより、
伝えたくて、伝えようとして、
書かずにいられないだから。

 ☆

自戒。推敲は、
美しく磨きあげることもある、
傷つけるばかりで壊すこともある、
こころの言葉を。

 ☆

ちいさなうたを推敲しています。作品の長さに関係なく、芽吹くために、必要な時間、ふさわしい時があって、無理やりつかみとれるものではなく、待ち、ともにその時をむかえる、その時をともに生きるのが、生まれ生むことと感じながら、誕生の時を、想っています。

 ☆

この数日、ちいさなうたの、いくつかの花の、推敲をつづけています。どっぷりそれだけにつかって、咲かせたいけれど、曇り日、雨の日もあり。小さくても、大切に、咲かせます。


心の足跡4

昨日と今日は、緑地や尾根の緑のなかを、かなりの時間、歩いていました。5月の、緑のグラデーション、光と影、草木、竹の、息吹き、ちょうちょ、しおからとんぼ、青空と雲、とても好きです。言葉にすぐにできなくても、無言で、元気を与えてくれます。



元気になれるのは、花や木や竹や草や土と、ちょうちょ、とんぼ、空や雲と、声にださなくても、会話しながら、歩いてるからなんだ、気づきました。人間に限られた狭い言葉ではないもので、話しかけてくれているから。 


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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「純心花」
2022年イーフェニックス
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年イーフェニックス
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年土曜美術社出版販売
「愛(かな)」1993年土曜美術社出版販売
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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