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万葉集の好きな歌 (巻第十二) 作者未詳

万葉集巻第十二、寄物陳思、作者未詳歌3041

朝な朝(さ)な草の上(うへ)白く置く露の消(け)なばともにと言ひし君はも

朝ごとに草葉の上に白々と置く露がはかなく消えるように、「消えてしまうなら一緒にね」と、私に言って下さったあの方は、ああ。 
(伊藤博訳、角川ソフィア文庫)

限られた文字数、音数音律での素朴な表現であるからこそ、純粋さとイメージの豊かさと象徴性と静かな音楽が心に美しく生まれる、和歌らしい和歌。
和歌と人間がすきなのだなあと伝わってくる良い訳。
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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年同
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年同
「愛(かな)」1993年同
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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