あたらしい詩と歌の本
『こころうた こころ絵ほん』は2012年
3月11日、(株)
イーフェニックスから発売されます。
A5判並製192頁、定価2100円(消費税込)で、好評予約受付中です。
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詩集 こころうた こころ絵ほん 詩を本として伝えることについて、前回に続き考えます。
詩心ゆたかな若い詩人たちの多くは、インターネットを使って、ブログなどで様ざまな詩を発信しています。とても良いことだと思います。私もこの方法を、創作意欲を絶やさないための方法として続けています。だから詩友です。(詩団体に所属していることや学歴と、良い詩人であるかどうか、良い詩を書いているかどうかは、関係ないことだし、逆に相反するのでは、と私は考えています。)
創りだし完成させた詩作品を、本のかたちで、伝えたいと考えるとき、今の私もそうですが、既存の詩書の出版社から高額の費用を工面して出すことが難しい場合に、他にどのような方法で実現できるか?
ひとつには、自分が出版社となり出版することです。
田川紀久雄さんは
漉林書房から
『鎮魂歌』をはじめとする多くの良い詩集を出版され続けています。今年
2月20日に最新詩集『神話の崩壊』を出版されます。その情熱と意志と実行力を、私は心から尊敬します。
紫野京子さんも
月草舎から美しい魂の詩書を出版されていて、とても尊敬します。簡単に誰でもできることではありません。
もうひとつの方法は、自分が書いてきた詩誌などの詩を大切にする理解者のいる出版社から出すこと。詩友の
山下佳恵さんは潮流詩派に十数年書き続けた詩作品を、
故村田正夫さん主催の
潮流出版社からの詩集
『四つ葉のクローバー』として昨年結実されました。心が自然に優しくあたたかくなる、とても良い詩集です。
さらには、自分が直接印刷所と交渉して用意できる費用で本を作り上げることです。若い詩人の
吉川千穂さんは第二詩集
『烈風』をこの方法で出版されました。とても素晴らしいことです。瀟洒な、心に響く良い詩が輝いている詩集です。
わたしもこのような方々の情熱と方法に学び試行錯誤しながら、新しい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』を出版します。必ず美しい良い本にします。ぜひお読み頂きたいと思います。
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