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近代詩歌と現代詩歌、短詩のこと

良い短詩は、短歌、俳句という凝結できる韻律詩、形象詩にはない、この詩の姿でしか表せられなかったんだと訴える何かが不可欠と思う。文語の美しさを好きで惹かれるけれども。明治大正の詩人歌人俳人の文語力と正面に互角に、言葉への細やかな感性で表現できるとは努力して学んでも私には思えません。育てられた口語自由律の茎に、感性の細やかさの限りを尽くして、文語の幻の花の香もそことなく漂う表現に精魂を込めたい。願いで...

現代詩を標榜してきた人たちの商業主義的セクト化のこと。

いま詩を創り書く人は同じ一人として好きだけれど、いわゆる現代詩を標榜してきた人たちは商業主義的にセクト化した政治イチミに似たアクが強すぎ好きになれない。思想家、詩人とされる吉本隆明の韻律論争での岡井隆に対しての罵りは酷くぞっとした。政治屋モノマネの罵倒に鈍感な者が詩を語れるか?率直に吉本隆明の「初期歌謡論」は、古代詩歌、古代歌謡を商業用コピーライトとして悪用した、でたらめな駄作にしか、わたしには読...

詩を愛す。

韻律がきれい、美しいと、感動をよびおこし、はっきりとまたは潜在的に、こころの耳をくすぐりゆたかなよろこびを生みだせないのは、言葉の芸術、詩歌としての、最低限のレベルに届けていないのだとわたしは思います。はっきりと誰にでもわかりやすい定型押韻として、期待され繰り返し遂げられる誓約遵守の脚韻のあきらかな快い音の響きあう喜びは日本語の詩歌には表面的にはあらわれず感受しがたいのは、韻律の美の極みのありかが...

言語芸術の美。リズム・韻律と音・調べ

実用言語、ビジネス言語、多国籍意思疎通言語としての英語米語は生活に有用で活用すれば役立つけれどそれはそれ。言語芸術の美は次元が別。音楽、ポップではリズムと強弱で凡庸を隠せても日本語の詩歌を美しく心に響くものとしつづける詩歌の創造の世界は日本語そのものを感じ響かせ奏でることが生命。FMラジオで洋楽番組を聞き始めたころDJが流ちょうな英語を交えながら、英語的なクセにゆがんだ発音の日本語を話すのが印象的だっ...

日本語詩とフランス語詩、英語詩とドイツ語詩。

日本語詩とフランス語詩は強弱抑揚がとても弱いので、母音の諧音・ハーモニー・響あいを、美しく聴きとりやすい。子音も同じように。英語詩とドイツ語詩は強弱メリハリが強くリズムが核のため母音の響あいは脚韻以外は弱い。子音のほうがまだ響きあう。戦後の日本語は、戦後現代詩も、戦勝国の英米語の氾濫にさらされ受容したので、日本語と美質のちがう!リズム本位の英語を真似ようとして、諧調、母音、子音の、諧調、響あいの感...

現代詩、定型音数律歌、自由律詩歌、無限諧音詩歌。

戦後現代詩の足どりと代表作とされる詩を取りあげた本を久しぶりに読みましたが好きにはなれませんでした。詩も和歌も俳句もつまらない流派組織会社商売の宣伝コピーではないのだから枠のヨイショを外してもしなびることのない、好きと感じ響く作品と作者を大切にし続けたいとあらためて思いました。定型音数律歌はきれいなのだからきれいに響いてくると感じつづけられるかぎり、定型音数律でありつづけるし、ありつづければいい。...

詩歌の韻律と朗読について。

わたしは詩歌、詩、和歌が好きなので、また創作者としての感受性も深めたくて、いろんな朗読を聞きます。万葉集、和歌、フランス詩、ドイツ語詩、英詩、中国語詩、韓国語詩などの朗読を、聴き返し、感じています。詩の韻律、詩の音楽は、黙読したときにもっとも美しいのではないか、と。ウェブで、萩原朔太郎、与謝野晶子、書き手自身の自作朗読を聴くことができました。ともに、詩人、歌人として、もっとも美しい韻律の詩と短歌の...

詩、定型詩の韻律 赤羽淑の著作

日本語の詩、和歌、短歌、俳句の、定型、韻律について、赤羽淑の読み取りと考察がもっとも優れていると私は創作者として感じ思います。詩歌にとってもっともたいせつなものが記されています。著書を読み返して、気づいていなかったことを、またあらたに感じとれました。赤羽淑 著書『藤原定家の歌風』桜楓(おうふう)社、『定家の歌一首』同、「和歌の韻律」『論集 和歌とレトリック』笠間書院、所収。『リズムの美学-日中詩歌...

詩、定型詩の音数律と韻律のひみつ

詩論家として極め立つことを意思するよりも、実作者に徹することがわたしにもっともできること、したいこと、意思することであるので、論考としての厳密さの探求にはのめり込まず韻律について見出せたことと、書き手読み手としてのこだわりを、感性表現の姿で記しました。・日本語の詩の韻律は音数律のみという断言はとても貧しい・音数律のリズムと韻律音色の溶けった音楽旋律・短歌和歌を三十一の単音リズムの組み立て模型とみる...

現代詩とデモ。言葉としての発信について。

① たまたまWebで見かけた言葉に考えたこと。言葉として発信することについて。②「自分はニュートラル(中立的)な立場で発信したい。反原発デモに参加しない人の中にも何らかの気持ちのうねりはあるんです。」(2013.3.19 産経新聞[話の肖像画]和合亮一氏)。以下私の考えを記します。③ 断り書き。和合氏も被災者であり、彼の言葉、作品に共感し励まされている読者がいます。彼個人への批判ではありません。批判すべき人たちについても...

詩想 ― ヒューマニズムと文学、詩

ツイートした詩想の、落穂拾いです。  *法を軽んじ事実に基づかないその場しのぎの思いつきをわめく者が首相職にいて、議論も成り立たない危うい国では、嘘の上塗りの驚くべき見本として発言記録は貴重です。夜空に、自衛隊機? 米軍機? ひどくうるさい。聞こえないふりはしない。うるさいものはうるさい。静かな夜空が奪われたのは、アベ政権になってから。首相職についてしまっている者は、いのちの価値には軽重があり自分は...

詩想 詩歌と書

ツイートした詩想の、落穂拾いです。  *和泉式部つれづれと空ぞ見らるる思ふ人天降り来ん(あまくだりこん)物ならなくに式子内親王うき雲の風にまかする大空のゆくへもしらぬ果てぞ悲しき敬愛する二人を読み返すたび、歌わずには、書かずには、伝えずにはいられなかった歌人の響きあう魂、深く通いあう詩ごころにうたれます。  *わたしの作品にときおり芽吹く、文字の流れるかたちの美しさへのこだわりは、根なし草ではなく、...

詩想 文学と芸術

ツイートした詩想の、落穂拾いです。  *平安かなを学びながら和歌を読んでいます。仮名が表音文字として生まれたことほぼそのままのやわらかな姿のしるべとして、うたわれ記され伝えられてきたことが自然に感じられて、言葉の音、音色がこころに染み響いてくる気がします。まるで小学一年生のような喜びを感じます。  *新古今和歌集は生真面目に通読しようとすると権門家(当時の権力者)のよく思えないうたもまぜこぜで、挫折...

詩想 詩と文学

ツイートした詩想の、落穂拾いです。  *「源氏物語絵巻」(二玄社、日本名筆選40)を、原文の言葉をゆっくりたどり読み、観ました。絵に登場人物をなつかしく想うとともに、特に「御法」の巻の最終部の紫の上が亡くなる場面などは、文字の姿、仮名の連綿体に感動が繊細に力強く浮かび沈みたしかに流れていて、美そのものだと感じます。  *「古今和歌集 元永本」(二玄社、日本名筆選30)の紀貫之の仮名序も読み返しました。千年前に書...

詩想の、落穂拾い。

 *思い起こせば魔の中二・13のころ、高村光太郎の道程、サイモン&ガーファンクルのWhat a wonderful worldなんてきれいな世界!ビートルズのAcross the Universeの歌詞Nothing's gonna change my world変えられてたまるかとか、夕暮れくちずさみたそがれひとりグレていたのは病みはじめでもあり、詩の書きはじめだったんだと、変えられない資質にいまもくちずさみ、厨二であるままなのをしるり、こころの真っ赤な滴のまま地平...

作品が生まれる、時

詩の種が降り注ぎ宿ります。こころの受精です。五感、感受性、思考が揺り動かされわきあがる、感動、強い印象、想いは、心象スケッチとして、ラフで粗い姿でも、こぼさないよう、その時できる限り集中して生まれあがる言葉で、書きとめます。メモ帳やツイートで。少し時間をおいて、時間をかけて、作品として創ります。推敲を繰り返し、誤りをなおし、拡がり深まりさ迷う言葉を注ぎ、水をやり日光と陰、朝と昼と夜の息をさせて、育...

詩想。落穂拾い

高畑耕治は童話作家、童謡作家(に過ぎない)と、現代詩を書かれる方の(言外、無意識、あからさまな)高みからの見下しをたびたびわたしは浴びてきましたけれど、まじめな話わたしはその言葉、最大のほめ言葉と思っております。尊敬しておりますのは、アンデルセンや金子みすゞ、こころある詩人です。*『イスラーム神学』(松山洋平著、作品社)を読み終えました。単純には括れない多様な考えが時代・地域に広がっていると教えら...

落穂拾い。詩になれなかったけれど。

詩にはなれなかったけれど、書き留めておく、言葉です。  *相模原で起きてしまったできごとは悲しく痛くてたまらない怒りを忘れないできることなら怒りをいつかねがいにひとらしく生きていくためのねがいにかえることがどうかできますように  *ここは放置国家やりたい放題無法空域東京郊外軍用ヘリ朝から騒音積乱雲反日ハンニチとあおりゆびさしポケモン狩りマニュアルプロレス格闘威嚇のすすめが教育勅語理想とのたまう国家...

落穂拾い。信仰の自由について。

詩想の落穂拾いです。   *「日本宗教史」(末木文美士著、岩波新書)を読み、考えています。参議院選の当選議員で、日本神話の登場人物の実在を信仰告白した人がいました。宗教は人間の生き方、心深い主題だから他者がとやかく言えはしません。だからこそ政治と宗教は切り離し、憲法で信仰は自由は守られることが今、大切です。   *個人の信仰、価値観を、他者に押しつけようとするとき、宗教心、信仰心は薄れ、政治的イデオ...

落穂拾い 「瞳」

   瞳まどろむ想いの種子におどろきときめき感動の雨とひかりの精ふりそそぐとき詩はやどるおもいつきだけならべた文字はまぶたとじたままみつめようとしてもねむくなるだけ肩書き撒き散らしても乾いて土はかちこち干からびるばかりはじけるひかりふるえる雨粒のしめりに芽吹きしずかにせつなげに詩はそっと瞳ひらく...

落穂拾い(一)

落穂拾い、こころの。*ふと思い出した。もう十数年まえ、まだ十いくつかのころ。美術の模写に選んだポスター、チャップリンの、ちょびひげヒトラー。見渡せばいま、海のむこうにも、こちらにも、TVにも、チャップリン映画から周回時代遅れの、独裁者。酔った演技をいまさら観る気になんてなれない。  *ヒトラーもどき三文役者の、恥ずかしくて心ひきつる喜劇に、へつらい笑うエキストラを無理強いされる社会なんて、崇拝さも...

詩想(一一〇) 詩と文学。心の足跡。

私の詩想を、ツイートからひろいあつめました。 ☆ベートーヴェンやゴッホの、狂おしさがずっと好き。芸術は恋とおなじ、理屈には抑えられない、もの狂おしさだと、思います。 ☆さかしらで打算的で狡猾な現代社会で、小説、散文は、そこにどっぷりに染まることを逆用できる、して生き延びようとしているのかもしれないけれど。散文。詩ではない。ものぐるおしい情念に根をのばし、いのちを吸いあげていない言葉は、形は詩らしくて...

詩想(一〇九) 詩と文学。心の足跡。

私の詩想を、ツイートからひろいあつめました。 ☆あまりに自衛隊機がやかましくわがもの顔に空に騒音をまき散らしているのを睨んでいたら、自転車で縁石に正面衝突しました。犬も歩けば棒にあたる。猿も木から落ちる。ソクラテスも穴に落ちる。わたしも友に似ているので、騒音を消せる日まで、気をつけようと思いました。 ☆詩の読者は、楽譜を前にしたビアニストなんだ。創作者の音楽世界を、じぶんの個性のままに解釈し。自由に...

詩想(一〇八) 詩と文学。心の足跡。

私の詩想を、ツイートからひろいあつめました。 ☆防衛装備庁。兵器開発調達輸出の拡大を軍需産業の要望に応え図る組織。違憲の、安保法制。日本国憲法をねじ曲げるものを、廃止するために、一市民としてできることを、考え伝えしようと思っています。 ☆長篇詩「うた。満ちゆく月の、潮騒の。反戦の。」(1)二の腕お月さま(2)三日月お月さま(3)火の海から-「うた。少女の、反戦の」(4)願いごと。レモンお月さまに-「う...

笹の葉に短冊を。詩「七夕の、雨ふる夜空に」

こよいわたしも笹の葉に願いの短冊を結びたくて。詩の短冊を。夜空に、天の川に、ふたりに。詩「七夕の、雨ふる夜空に」(詩のタイトルをクリックすると、ホームページ掲載の詩をお読み頂けます)。笹の葉に結ばれたひとりひとりの、願いごとどうかかないますように。...

詩想(八一) 詩と文学。心の足跡。

私の詩想を、ツイートからひろいあつめました。 ☆学問への尊敬と謙虚さを知らない愚か者たちは、政治に関わる基礎的な資質、人間性、社会性が著しく欠けていると、国会議員資格を喪失させるのが、いつかは、当たり前にならないと。未来に開けるまともな国にならない。 ☆防衛装備。なんて、さかしらな、汚い言葉なんだろう。人を殺すために造られる、武器と言え。 ☆福島、東北のひと、沖縄のひと、思い、こころ痛く、官邸周辺と...

詩想(八〇) 詩と文学。心の足跡。

私の詩想を、ツイートからひろいあつめました。 ☆わたしは、ムンク、好き、敬愛しています。「叫び」に青春期の私はいたから。それだけでなくて、「叫び」ながらも、耐えて死なずに描いた、彼の死ぬまでの、生を受けとめ表現しようとした絵は、生きたいと願う想い捨てず、向き合っていてとても好きです。私は言葉で表現したいです。 ☆一市民として強く思うこと。日本の三人の憲法学者が憲法審査会の場で、また大多数の憲法学者が...

詩想(七八) 詩と文学。心の足跡。

私の詩想を、ツイートからひろいあつめました。 ☆カンテイハモウイカレテイル ☆詩は、生と性と死、愛と憎、美と醜、快と苦、善と悪、真と偽に、向き合わずにはいられない、人間の心の言葉だから。詩は、これらを感じ選びとるのは、ひとりひとりの人間の心だと伝えるものだから。宗教の良さあくどさに対しても過敏。日本の官邸は歴史に根差さない似非国家神道と統一教会のアジトか? ☆憲法を捻じ曲げ、憲法に基づく法律を犯した...

詩想(七七) 詩と文学。心の足跡。

私の詩想を、ツイートからひろいあつめました。 ☆いくつかの新しい作品をすこしづつ、なんども読み書き直しながら、創っています。育ってゆくことを感じられるのは疲れを越える喜びです。生まれるのを望む時がきたら、望む姿で生まれてくれますようにと、想いいつつ、取り組みます。 ☆言いそびれないうちに。詩ほどひとりひとりの心にこそ、宿るものはないのに。荒地や列島、グループや、発表マスコミ雑誌系列詩人なんて、嘘でく...

詩想(七六) 詩と文学。心の足跡。

私の詩想を、ツイートからひろいあつめました。 ☆海の二作品が、生まれようと、ほんの少しだけ、育ってくれた、一日でした。生まれるまで、そのために労働し疲れ食べ生命を維持し、目覚めるだろうと思い眠り、また育てます。 ☆作品と呼ぶのをためらわせない、手足が生えるいのちがやどったので。仮題です。「好き。眠りたいシジュウカラのうた」。(姿も題も変容します)。いつもながら、変なの。それでも、深く愛してる。どうか...

Appendix

プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「純心花」
2022年イーフェニックス
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年イーフェニックス
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年土曜美術社出版販売
「愛(かな)」1993年土曜美術社出版販売
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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