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愛(かな)しい詩歌、中原中也「嬰子」未刊詩篇

 「詩を想う」に出てくれた中原中也が歌った詩から、私の好きな花をここに招きました。 詩集『山羊の歌』の恋愛詩「盲目の秋」「みちこ」、詩集『在りし日の歌』の亡くした子供への鎮魂歌「また来ん春...」などとても好きな詩ですが、著名な詩集の収録詩なので選ばす、そこにはない未刊の詩から2篇を咲かせました。 未刊の歌も中也にとって大切なものだったと私は思います。タイトルもない(吹く風を心の友と)には「詩と其の伝...

中原中也の「ゆたりゆたり」

 私は自分がなぜ詩で伝えようとするのか、短歌や俳句ではないのか、小説ではないのか、創作・表現を行うと同時に、これまで考え、これからも考えたいと思っています。中原中也が30年の生涯をそうして生きたように。彼の「詩と其の伝統」から、共感した言葉を書きとめ、感じ思うところを記します。「」内が引用した中也の文章です。   中也はこの評論で、何を伝えようとしたかを、最後にまとめています。 「何かしら道具を以て...

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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「純心花」
2022年イーフェニックス
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年イーフェニックス
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年土曜美術社出版販売
「愛(かな)」1993年土曜美術社出版販売
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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