『日本の古典をよむ⑳ おくのほそ道 芭蕉・蕪村・一茶名句集』(2008年、小学館)から、小林一茶(こばやし・いっさ、1763~1827年)の俳句を前回に続き、見つめます。 注解者は、丸山一彦(まるやま・かずひこ、宇都宮大学名誉教授)です。一茶の人間性への共感のうえで、音調についても記されていてよいと感じます。 以下、俳句の調べについての注解がある句を中心に選び、私が好きな句を加えました。注解者の言葉の引...
『日本の古典をよむ⑳ おくのほそ道 芭蕉・蕪村・一茶名句集』(2008年、小学館)から、小林一茶(こばやし・いっさ、1763~1827年)の俳句を前回に続き、見つめます。 注解者は、丸山一彦(まるやま・かずひこ、宇都宮大学名誉教授)です。一茶の人間性への共感のうえで、音調についても記されていてよいと感じます。 以下、俳句の調べについての注解がある句を中心に選び、私が好きな句を加えました。注解者の言葉の引用は...
『日本の古典をよむ⑳ おくのほそ道 芭蕉・蕪村・一茶名句集』(2008年、小学館)から、今回は小林一茶(こばやし・いっさ、1763~1827年)の俳句を今回から三回、見つめます。 注解者は、丸山一彦(まるやま・かずひこ、宇都宮大学名誉教授)です。一茶の人間性への共感のうえで、音調についても記されていてよいと感じます。 以下、俳句の調べについての注解がある句を中心に選び、私が好きな句を加えました。注解者の言葉...
『日本の古典をよむ⑳ おくのほそ道 芭蕉・蕪村・一茶名句集』(2008年、小学館)から、今回は与謝蕪村(よさ・ぶそん、1716~1683年)の俳句を前回に続き、見つめます。 注解者は、山下一海(やました・かずみ、鶴見大学名誉教授)で、蕪村の俳句を多様な角度から照らし出し感じとり、特に俳句の調べ、音楽性にも言及していて、私は深く共感しました。 以下、俳句の調べについての注解がある句を中心に選び、私が好きな句を...
『日本の古典をよむ⑳ おくのほそ道 芭蕉・蕪村・一茶名句集』(2008年、小学館)から、今回は与謝蕪村(よさ・ぶそん、1716~1683年)の俳句を前回に続き、見つめます。 注解者は、山下一海(やました・かずみ、鶴見大学名誉教授)で、蕪村の俳句を多様な角度から照らし出し感じとり、特に俳句の調べ、音楽性にも言及していて、私は深く共感しました 以下、俳句の調べについての注解がある句を中心に選び、私が好きな句を加...
『日本の古典をよむ⑳ おくのほそ道 芭蕉・蕪村・一茶名句集』(2008年、小学館)から、今回は与謝蕪村(よさ・ぶそん、1716~1683年)の俳句を今回から三回、見つめます。 注解者は、山下一海(やました・かずみ、鶴見大学名誉教授)で、蕪村の俳句を多様な角度から照らし出し感じとっていて、とても優れていると感じました。 特に俳句の調べ、音楽性にも言及していて、私は深く共感しました。十七字と限られた詩型でも言...
俳句に対して私には、まず枯れた世界、抒情の乏しい老成した知性の世界、写実的絵画的でありえても言葉の音楽、調べの乏しい世界というイメージ、勝手な固定観念があったため、学校で名句を習ってからは、読み感じとることをしてきませんでした。『奥の細道』はそのときから好きでしたが、その魅力は、俳文と一体となってのもので、十七字の発句だけでは文学として発する力は弱いのではないかと考えていました。芭蕉、蕪村、一茶...
東京の下町、隅田川のほとりの芭蕉記念館を今年の4月に初めて行くことができました。松尾芭蕉(まつお・ばしょう、1644~1694年)が暮らしていた場所のすぐ近くに建てられています。河口近い隅田川の水量はとても豊かに波打っていて、ゆりかもめが気持ちよさそうに風に乗っていました。 これまで近づかなかった俳句の世界を感じとりなおそうと最近『奥の細道』を読み返したところでもあり、また彼と与謝蕪村、小林一茶から読み...