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落穂拾い。信仰の自由について。

詩想の落穂拾いです。

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「日本宗教史」(末木文美士著、岩波新書)を読み、考えています。
参議院選の当選議員で、日本神話の登場人物の実在を信仰告白した人がいました。宗教は人間の生き方、心深い主題だから他者がとやかく言えはしません。
だからこそ政治と宗教は切り離し、憲法で信仰は自由は守られることが今、大切です。

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個人の信仰、価値観を、他者に押しつけようとするとき、宗教心、信仰心は薄れ、政治的イデオロギー、戦争の大義に変じてしまい、もうそれは信仰ではなく、狂信、強権でしかありません。
社会、世界、人間の心を壊します。歪めた信仰を真理だと強制する者、集団に政治を委ねてはいけないと私は考えます。

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国家神道を日蓮宗を信仰するのも、神社に参り創価学会に集うのも個人の自由です。
日本国憲法が、人権、信仰の自由を守るべきものとしているからです。
日本会議、与党は政教分離を守らず国家神道を強制しようとします。狂信神国、他宗教弾圧時代への回帰です。
信仰の自由の破壊を許してはいけません。

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わたしは宗教心を抱く人が好きです。
地球のいろんな地域、時代に生まれ、語り継がれた神話が好きです。芸術の源泉です。
仏教にもジャイナ教にもユダヤ教にもキリスト教にもイスラム教にも日本の民間習俗にも神道にも、学ぶべき人間の洞察があります。

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人間の心を深め豊かにしてくれる多様な文化と歴史、宗教を、政治イデオロギーの道具、強権支配の手段、殺し合い、侵略、戦争のでたらめな大義などに、貶めてはならないと考えます。
日本に生きてきた人の心には多様な宗教、信仰心が、美しく地層をなしていることにこそ、敬意を感じ学びたいと思います。




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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年同上
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年同上
「愛(かな)」1993年同上
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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