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『こころうた こころ絵ほん』小川英晴評。詩って、ほんとはなんだろ?(八)。

 標題のテーマ「詩って、ほんとはなんだろ?」について、個性的な詩集の作品を通して考えてきました。今回は詩人の小川英晴さんが『詩と思想』2012年6月号の詩集評で、私の詩集『こころうた こころ絵ほん』を批評してくださいました。紹介させて頂くと同時に、私の詩想を確かめたいと思います。☆ 小川英晴さん批評 「愛の光に満たされた詩とでも言ったらいいだろうか。無垢な心が無防備なままに歌われている。それゆえ読んでい...

坂井のぶこ詩集『浜川崎から』。 詩って、ほんとはなんだろ?(七)

 標題のテーマ「詩って、ほんとはなんだろ?」について、今回は詩人・坂井のぶこさんの詩集『浜川崎から』(2012年5月、漉林書房)を感じとりながら考えます。 この詩集は、詩ごとの題名はないので、詩集全体を言葉の花野原とみてもいいと思います。野原から私が好きな心に残る野の花を摘んで花飾りを編み「浜川崎から(抄)」としました。   ☆ リンク:詩「浜川崎から(抄)」 既に十冊以上の詩集を出版されている坂井さん...

詩と詩の木魂。崎本恵『採人点景』

 前回紹介した崎本恵さんの詩「息」、詩「ほたる」、詩「希い」と木魂しあう、私の詩をリンクして響かせます。 ☆ 私の詩の木魂  詩「おやすみなさい」。詩集『愛のうたの絵ほん』から。  詩「ほたる」。詩集『愛(かな)』から。  詩「ねがい」。詩想集『死と生の交わり』から。 次回は、坂井のぶこさんの詩集『浜川崎から』を聞きとります。...

崎本恵の詩集『採人点景』。 詩って、ほんとはなんだろ?(六)

 標題のテーマ「詩って、ほんとはなんだろ?」について、今回は詩人・崎本恵(神谷恵)さんの詩集『採人点景(さいとてんけい)』(1995年11月、私家版)を感じとりながら考えます。1.詩と詩の木魂 崎本恵さんは私の新しい詩集『こころうた こころ絵ほん』に言葉を寄せてくださった敬愛する詩人・作家です。ページ数の関係から文章を要約して頂きましたが、当初の原稿全体を別途私のブログで紹介しています。   ☆リンク:...

崎本恵詩集『採人点景』の詩をHPで紹介しました。

 詩人・崎本恵(神谷恵)さんの詩集『採人点景(さいとてんけい)』(1995年、私家版)から、3篇の詩「息」、詩「ほたる」、詩「希い」を、私のホームページの「好きな詩・伝えたい花」で紹介しました。  ☆こちらのリンクから、お読み頂けます。  崎本恵の詩。詩「息」。 詩「ほたる」。 詩「希い」 とても良い詩です。ぜひお読みください。 ☆ お知らせ ☆『詩集 こころうた こころ絵ほん』を2012年3月11日、イーフェニッ...

田川紀久雄詩集『かなしいから』の詩をHPで紹介しました。

 詩人・田川紀久雄さんの詩集『かなしいから』(2005年、漉林書房)から、3篇の詩「なみだとにじ」、詩「かなしいから」、詩「ほっきこう」を、私のホームページの「好きな詩・伝えたい花」で紹介しました。  ☆こちらのリンクから、お読み頂けます。  詩「なみだとにじ」、「かなしいから」、「ほっきこう」 とても良い詩です。ぜひお読みください。 ☆ お知らせ ☆ 『詩集 こころうた こころ絵ほん』を2012年3月11日、イー...

永方ゆか詩集『ものさびしの、ハナ』の詩をHPで紹介しました。

 詩人・永方ゆか(ながえゆか)さんの詩集『ものさびしの、ハナ』(2012年3月11日、土曜美術社出版販売)から、3篇の詩「ワタツミノコ」、詩「ものさびしの、ハナ」、詩「いわてやま、きたかみがわ」を、私のホームページの「好きな詩・伝えたい花」で紹介しました。   ☆こちらのリンクから、お読み頂けます   詩人・永方ゆかの詩。「ワタツミノコ」、「ものさびしの、ハナ」、「いわてやま、きたかみがわ」。 とても良い詩...

佐川亜紀詩集『魂のダイバー』の詩をHPで紹介しました。

 詩人・佐川亜紀さんの詩集『魂のダイバー』(1993年、潮流出版社)から、3篇の詩「夢の受胎」「夢の波」「魂のダイバー」を、私のホームページの「好きな詩・伝えたい花」で紹介しました。   ☆こちらのリンクから、お読み頂けます。   佐川亜紀の詩「夢の受胎」、「夢の波」、「魂のダイバー」 とても良い詩です。ぜひお読みください。 ☆ お知らせ ☆『詩集 こころうた こころ絵ほん』を2012年3月11日、イーフェニックス...

田川紀久雄の詩集『かなしいから』(2)。 詩って、ほんとはなんだろ?(五)

 標題のテーマ「詩って、ほんとはなんだろ?」について、詩人・田川紀久雄さんの詩集『かなしいから』(2005年9月、漉林書房)を感じとりながら考えています。後半の今回は、詩を歌とするものについての私の詩想です。④ 言葉の音楽、歌であること。 私は、詩歌が言葉の歌だということを意識して創作します。古代歌謡、和歌、歌物語から、詩や短歌へと受け渡されてきた、日本語の韻文学の旋律、調べを、息づかせようと、言葉の歌...

田川紀久雄の詩集『かなしいから』(1)。 詩って、ほんとはなんだろ?(四)

 標題のテーマ「詩って、ほんとはなんだろ?」について詩集を感じとりながら考えています。 今回と次回は、詩人・田川紀久雄さんの詩集『かなしいから』(2005年9月、漉林書房)です。 田川さんは詩語り、詩の朗読を、1985年から現在まで全国各地で継続して行われてきた方です。詩の朗読、詩の言葉の音楽、言葉の歌について、作品の紹介を織り交ぜながら、私の詩想を記します。 (ホームページの「好きな詩・伝えたい花」でも3...

詩って、ほんとはなんだろ?(三)  言葉の音楽、言葉の歌。

 標題のテーマ「詩って、ほんとはなんだろ?」について詩集を感じとりながら考えていますが、次の詩集をとりあげるまえに今回は「現代詩人」荒川洋治による詩の朗読批判を批判します。① なぜ、批判するか ここで批判するのは、荒川洋治を代表選手とする時代の先頭で詩表現をしていると誤認識している、裸の王様のような、「現代詩人」と「現代詩」です。(文学を愛し古典に学び良い詩歌を創り伝えようとしている詩人の方々とそ...

永方ゆか『ものさびしの、ハナ』。詩って、ほんとはなんだろ? (二)

 今回から、標題のテーマ「詩って、ほんとうはなんだろ?」について、4冊の詩集の作品を感じとりながら考えていきます。 最初にとりあげる詩集は、詩人・永方ゆか(ながえゆか)さんの『ものさびしの、ハナ』(2012年3月11日、土曜美術社出版販売)です。 発売日が私の新しい詩集『こころうた こころ絵ほん』と同じ日、東日本大震災から一年目の鎮魂の日です。同じ思いで詩集をだされた詩人、私よりずっと若い詩人の存在を知りま...

詩って、ほんとはなんだろ? (一)

 少し間があいてしまいましたが、詩集を読み、考えていました。 今回から、私が詩心を感じ感動する、好きな詩、読み返したい詩、逆に、詩を感じない、読むのが苦しい現代詩について、私なりの詩想を記していきます。 初回は、私が詩を感じ感動する作品に必ず息づいている、詩の本質、詩になくてはならない大切なものだと私が感じてきて、今もそう考えている事柄をメモします。これから、書きながらより丁寧に感じとり、詩想を深...

田川紀久雄と坂井のぶこ『いのちを語ろう』5月12日開催

 詩語りの催しのお知らせです。詩人の田川紀久雄さんと坂井のぶこさんが、詩語りの催しを開かれます。今回は、坂井のぶこさんの最新詩集『浜川崎から』(漉林書房、5月15日刊)の朗読が聴けます。第5回 いのちを語ろう ― 坂井のぶこ詩集『浜川崎から』を語る語り手:田川紀久雄、坂井のぶこ日時:2012年5月12日(土) 開演14時より(13時45分開場)。料金:2000円。場所:東鶴堂ギャラリーTel.045-502-3049 横浜市鶴見区鶴見中...

佐川亜紀の詩集『魂のダイバー』

 詩人・佐川亜紀さんの詩集『魂のダイバー』から、3篇の詩「夢の受胎」「夢の波」「魂のダイバー」を、私のホームページの「好きな詩・伝えたい花」で紹介しました。   (こちらからお読み頂けます↓)   佐川亜紀の詩「夢の受胎」「夢の波」「魂のダイバー」 1993年に潮流出版社から出版されたご詩集です。詩友に借りて拝読して感動し、とても共感しました。本当の意味で良い詩は、十数年という年月では決して風化しないも...

「母をおもふ」 高村光太郎の詩

 久しぶりに、好きな詩の紹介をします。 『高村光太郎全詩集』(新潮社、1966年)を古本屋で入手して、分厚いので持ち出しては読めず、時間を見つけては読み進めていて、戦時の詩集についてもまた考え直してみたいと考えています。 今日紹介する詩「母におもうふ」は、これまで記憶していた詩ではなくて、今日読んでいていいなと、心に感じた詩です。確かめてみると、新潮文庫の『高村光太郎詩集』にも収録されていたので、私の...

2012福島県現代詩集(三)創作、感動の花

 『2012 福島県現代詩集 第33集 ―銀河の声 心の声 ふくしまの声―』 (福島県現代詩人会、2011年4月11日刊)。 この新しいアンソロジーを読み終えて、私が強く感じ、考えずにはいられなかったもうひとつのことは、こんなにどうしようもない状況のなかからでさえ美しい詩は生まれる、心の感動は伝えられるという、悲しい喜びです。 起こったこと、その深刻さに押しつぶされそうになるなかでも、詩人であることに徹して、ひ...

2012福島県現代詩集(二)記録・証言としての詩

『2012 福島県現代詩集 第33集 ―銀河の声 心の声 ふくしまの声―』 (福島県現代詩人会、2011年4月11日刊)。 この新しいアンソロジーを読み終えて、私が強く感じ、考えずにはいられなかったのは、記録し証言することと、詩との関係についてです。 起こったこと、その深刻さに押しつぶされそうになるなかで、言葉の書き手として、できることを、探し考えるとき、まず、何としても言葉で書き留め、伝えようとされた詩人の意思...

Appendix

プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「純心花」
2022年イーフェニックス
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年イーフェニックス
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年土曜美術社出版販売
「愛(かな)」1993年土曜美術社出版販売
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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