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装丁者と編集者のメッセージ。『こころうた こころ絵ほん』

 装丁者編集者。本づくりは、この方たちがいないとできません。
 私も小さな出版社の編集・営業を昔したので知っていますが、とても厳しく目立つことのない、けれどその人がいないと、本ができない、文化がなりたたない、大切な、裏方仕事です。私の本を編集してくださった方、装丁してくださった方を、私は決して忘れることはできません。力を合わせて詩心を伝えようと情熱を注ぎ込んでくださった方たちだからです。

 私の新しい本『こころうた こころ絵ほん』の本づくりを、イーフェニックスの池田さんにお願いしたのは、(前にも少し書きましたが)、この小さな出版社が、鳥本という、こだわりのある本づくりに、心を込め、情熱を注がれているからです。
 イーフェニックスのホームページを、ご覧になると、心ある方なら、すぐにわかります。
 ああ、このひとは、ほんとに小鳥が、好きなんだ、と。
 私も子供の時、父母が飼ってくれた、セキセイインコが好きでした。飛び立てるからでしょうか、今も、小鳥、ウグイス、さぎのような渡り鳥が、幼いころと変わらず私はとても好きです。

 小鳥を愛する方だから、大きな声ではおっしゃいませんが、許可を取らずに、編集者の思いをお伝えします。
この本づくりは、詩を除いて、すべて池田さんの、アイディア、人とのつながりの結晶です。絵を頂いた渡邉裕美さん、装丁してくださった池乃大さんを私は存じませんでしたが、池田さんが結びつけてくださいました。
 だからこそ、詩と、絵と、装丁が、それぞれの個性・思いで木魂できたたのだと思います。

 池田さんが、装丁について、池乃さんの秘められたメッセージを、次のように教えてくださいました。

 装丁の意味は「きずな」です。二冊重ねると抽象画では「つながり」「きずな」を表す模様となります渡邉さんは抽象画を描かれるので一目で気がつきましたが震災で苦労されている方に 押し付けがましい気持ちではなくのったりと届いたらと思います。

 私は教えてくださるまでわかりませんでした。この思いを知って、こころ洗い流されるように、感じました。編集者、装丁者の込められた思いの強さを、心に感じ取って頂けたら、嬉しく思います。

 あたらしい詩と歌の本『こころうた こころ絵ほん』は2012年3月11日、(株)イーフェニックスから発売。A5判並製192頁、定価2100円(消費税込)です。

『詩集 こころうた こころ絵ほん』カバー。絵・渡邉裕美。装丁・池乃大。

 ☆ 書店からご注文いただけます。
 発売案内『こころうた こころ絵ほん』

 ☆ Amazonでのネット注文はこちらで。
 詩集 こころうた こころ絵ほん

☆ 興味はあるけど価格が高いと思われたら、発売日以降に図書館でリクエストされて読んでみてください。もし良いと感じて頂けたら、詩がお好きなみなさまに『こころうた こころ絵ほん』をお伝え頂けますととても嬉しいです。

 
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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「純心花」
2022年イーフェニックス
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年イーフェニックス
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年土曜美術社出版販売
「愛(かな)」1993年土曜美術社出版販売
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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