私の出身校
大阪府立四条畷高校で同窓でした
南川和子さんが、今年の
毎日書道展に入選され、関西展(京都市美術館8/6〜10)で展示されました書を、ご了解を頂きましたので、紹介させていただきます。
私の
詩「あい愛」のⅰから詩句を選び、書にしてくださいました。とても嬉しく思います。
詩集『愛(かな)』(1993年、土曜美術社出版販売)所収の詩の、次の冒頭の詩句です。
風にふくらんでゆく少女の
ゆめと胸にあこがれ
真っ赤なあさひを追いかけて
靴音だけをたかく鳴らし
(ひとり 旅をした と詩句は続きます)。

とても美しいと感じます。躍動感にあふれて、自由で、大胆な太さと、繊細な細さ、ひらがなのやわらかな曲線と漢字の力強い直線、濃さから薄さへの移ろい。字間の白へ、かすれてゆく、美。そのすべてに込められた、美を求める心。
私は専門家ではありませんが、文学、古典、受け継がれてきた言葉、文字の美しさへの愛情は誰にも負けません。
書は一文字書き損ねると、冒頭からのやりなおしです。そのくりかえしのうえで、書きあげて完成させてくださったことを、心から嬉しく思います。
ご覧いただき、日本の文字の、書の美しさを、私の詩句を通して感じて頂けましたら、このうえない喜びです。
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