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詩想(三四)一市民として。

 ツイッターに記した私の折おりの率直な想いから、詩にはならない散文だけれど記憶したい言葉を、詩想としてまとめています。

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国会という檻のなかで今日「誤報で人々傷つけた」と述べた人は、「傷つけられた人の心」をわかることできない人ないのに、よくも。自分がふさわしくない職務にふんぞり返り開き直り居座り続けることでどんなに傷つけているか、感じる能力、資質がない。なら害悪だというの声で退場させるしかない。

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ふつうの、日常の、生活してる、身近な家族友だち大切に心で思っている人は、国、国、国なんて、叫びはしない。叫べるような者が大切なのはほんとは自分だけ、我欲だけ。自分の名のために、命令に従い、戦い、傷つき、死ねと。それが平気な輩。私にとって、人でなし、だから厭うのは嫌いなのに、厭う。

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運動会に懸命な子どものたちの笑顔と汗のほうが、どんなに美しいか。感じない者に、未来かたる、資格ない。

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運動会楽しめない、運動苦手な、集団行動苦手な(わたしも)、子どもの心、個性にとっても、苦痛の日になりませんように。

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匿名で、考えが敵対する者の親しい人を利用し攻撃することほど卑劣な自らの人間性を潰す行いはない。その時点で社会に参加する資格を放棄、喪失した、黙れ、と思う。
権力者、軍部に媚びへつらい弱者苛めた戦前の輩そっくり。
無言の人間がいる地の声聞かず大義を唱え爆弾ぶち込む感覚麻痺もよく似てる。

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良い人間なんて、なんでも正しくできる人間なんて、いるわけなくても。人間と思える、最低限の、こころ貶める卑劣な行いに、黙っていては、人間いなくなると思います。この美しい列島、猿山より、ひどくて。幼い子どもたちに恥じる。

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卑劣さに、左も、右も、関係ない。内ゲバも、ヘイトスピーチも、卑劣。民主制の社会に生活する人の声を、軽視する為政者も、ひどく卑劣。

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素直に。「私は正しい、私は善だ」との人間の確信は、「悪魔」とよばれるような何かに奪われた心の、おどろおどろしい声が聞こえてしまいます。
私は懐疑してしまう者ですが、「神様」と思念され祈られる至高の存在?非存在?は、人間をけして、そんな生物には創らず生まず育てず導かない、気がします。

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補います。祈る人が、祈れない人より、祈らない人より、祈り知らないひとより、わたしは深く好きです。いつもさまよいつつ。


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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「純心花」
2022年イーフェニックス
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年イーフェニックス
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年土曜美術社出版販売
「愛(かな)」1993年土曜美術社出版販売
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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