福島の詩人の方々の新しいアンソロジーをご紹介します。
『2012 福島県現代詩集 第33集 ―銀河の声 心の声 ふくしまの声―』
(福島県現代詩人会、2011年4月11日刊)。 この詩集に込められた思いは、
編集後記に、簡潔に記されています。
「(略)例年と違った意図を持って編まれてきたものです。それは、言うまでもなく、忘れることのできない昨年三月十一日に起きた東日本大震災そして福島第一原発事故によって福島に居住する私たちの心身がズタズタにされた一年間、そしてあの日がまためぐってくること、そしてこの先の希望を窺い知れないこの時期に福島県現代詩人会として、なにをなすべきか、なにができるのか、という重い命題を背負ったことです。(略)私たち福島の詩人たちの真摯な声を祈念碑とすべく、その思いを詩のかたちの花束に編んで、尊い命を亡くされた方々の墓前に捧げたいと思います。(略)あの美しい福島の一日も早い復興、福島にくらす私たちの未来にしあわせが訪れることを祈念しつつ筆を置きます。(略)編集委員一同」。 77名の詩人の方が作品を寄せられています。編集後記の言葉「心身がズタズタにされた」なかで作品を創られまとめられた詩人としての意思を、私は心から尊敬せずにはいられません。
そのうえで、このアンソロジーを通して思い起こされた詩想を、次回から二つの主題で、書き記したいと思います。
記録・証言としての詩。そして、創作としての詩、です。
☆ お知らせ ☆
『詩集 こころうた こころ絵ほん』は2012年
3月11日、
イーフェニックスから発売されました。A5判並製192頁、定価2100円(消費税込)です。
イメージング動画(詩・高畑耕治、絵・渡邉裕美、装丁・池乃大、企画制作イーフェニックス・池田智子)はこちらです。絵と音楽と詩のコラボをぜひご覧ください。
こだまのこだま 動画 ☆ こちらの本屋さんは店頭に咲かせてくださっています。
八重洲ブックセンター本店、丸善丸の内本店、書泉グランデ、紀伊国屋書店新宿南店、三省堂書店新宿西口店、早稲田大学生協コーププラザブックセンター、あゆみBOOKS早稲田店、ジュンク堂書店池袋本店、紀伊国屋書店渋谷店、リブロ吉祥寺店、紀伊国屋書店吉祥寺東急店、オリオン書房ノルテ店、オリオン書房ルミネ店、丸善多摩センター店、くまざわ書店桜ケ丘店、有隣堂新百合ヶ丘エルミロード店など。 ☆ 全国の書店でご注文頂けます。
発売案内『こころうた こころ絵ほん』 ☆
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詩集 こころうた こころ絵ほん ☆
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