私の折々の想いをツイッターにしたためた言葉から、似通う色合いのものを、詩想としてまとめています。
今回は
「詩と文学18」と「一市民として12」私の率直な想いです。
詩と文学18 ☆
和歌はもちろん好きですが、古典、古文を読んでいると、川の源流にさかのぼったような、故郷に帰れたような、母と再会できたような、穏やかな、なつかしい、ゆったりした、子ども時代のように好きなものに素直な気持ちになれて、嬉しいです。
言葉への感性がよみがえる気がします。
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青春期に林芙美子の『放浪記』を読んでとても心に響き好きになりました。今日、詩を推敲しながら、彼女のことを少し調べました。享年47歳。激しく生き尽くした女性。わたしは彼女のような行動者ではなく年齢も越えてしまいましたが、書き尽くしたい意思、死ぬまでこだまする、心響きあう女性です。
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平安時代の歌論『俊頼髄脳』を時間を見つけてはゆっくり読んでいます。執筆者の源俊頼の筆と伝えられる『古今和歌集』の美しい筆の流れを見て感じます。好きな歌、詩を、書き写すことは、こころをとてもゆたかにしてくれる。
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藤原定家もとても多くの古典を書き写しているけれど、書きながら言葉の響きを感じとり、感性を磨き、感受性をゆたかにして、和歌を生みだす力にしていたのだと思います。好きだな、いいな、と感じることほど、生きていくねがいを励ましてくれるものはないと思います。
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ドストエフスキーも小説『白痴』のなかで、ムイシュキンに、ロシア語の、昔からの様々な文字の形、字体の美しさを語らせているけれど、筆跡の美しさにたいする感性は、絵画を感じるこころそのものだと思います。
一市民として12 ☆
武器輸出、原発再稼働に熱心な企業家、政治屋。大日本帝国憲法下の富国強兵の過去未だに信望して。金持ちの男だけの参政権、徴兵。資産家の目先の儲けが未来。庶民は皆兵、道具としか見ていない。暗愚なお上に盲目に子供たちの未来壊してはいけない。
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法治国家、法治社会で憲法学者の声さえ無視し主権者から公約違反の「無法者」「憲法壊す者」と訴えられてしまう者が法が定める職にしがみついてどうしていいのだろう?
おかしいという主権者の声を封じ込めようとできるような者が、どうして民主主義の未来をより良く切り拓けるのだろう? 無理有害。
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ひどい。航空機を利用しただけで突然殺されて。ひどい。ガザに生まれただけで突然殺されて。よりよい未来のために殺すための兵器を作って儲けるんだと、酷すぎるな、この国の政治屋。
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