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詩想(五九) 詩と文学。心の足跡。

私の詩想を、ツイートからひろいあつめました。


わたしのいのちはひとつ。わたしではないひとりひとりのいのちはひとつひとつ。
どんな大義名分かかげようと、暴力で無差別に殺しあうのはいのち、むしばむ。爆撃は力の傲慢、卑劣。悲しいけれど、自爆テロも、処刑も、いのちむしばむ。
殺しあうのは、奪いあうのは、自分の生きたい願い殺すこと。

 ☆

殺すこと、殺しあうことは、もう、やめよう。
肉親を、愛するひとを、殺されたひとの思い、踏みにじれないけど。
犠牲になるのは私の祖父のように、いつも必ずふつうの良い人。平和ぽけした、今ある殺しあいの惨さ感じない、愚かな為政者の、犠牲になってはいけない。

 ☆

心ある人が、どうか、無事に生まれ育った、地に戻り、優しい微笑みと、戦場にさらされている、ひとの顔と心、教えてくださいますように。

 ☆

私は戦いが何より嫌いだけれど、平和ボケして、優しい人たちを、争いに引きずり込む、人を利用して殺して平気な、為政者とだけは、自爆テロリストと同じ心で、殺さずに、自分死ぬまで、暴力だけは手段とせす、あらゆる方法で戦う。

 ☆

できることは、ちっぱけな抗いでも、人間に生まれた良心捨てたら人じゃないから、良心だけはなににもまげない。
人を愛して懸命に生きてる人を、愛してともに生きようと思う以外に、この地にある意味なんて、なんにもないと思うから。

 ☆

産み育ててくれた人、故郷、出会い心通わせた友人、愛して傷つけあい別れてしまったひと、愛しているひと、赤ちゃん、子どもたち、思春期に思い悩む心、恋愛の喜びと涙と絶望ゆれる男女の時間、
それ以外に大切に思えるもの、私にはないから、それを感じるために生きる。
むしばむものはゆるさない。

 ☆

自爆テロほど、ほんとうに、悲しいものはない。
自殺する自分にとって。
なんの罪もなく、巻き込まれ殺された被害者にとって。
悲惨の極みをやらずにいられなくさせてしまうものを消すことにこそ、懸命であることが、未来、これからの世代への、老いたものの、責務であろうに。

 ☆

殺してしまった過去なんて、世界中にあふれ過ぎてる。
愛するひと殺されて憎むほうが人間らしい。
でも、もう、粉々な心ふやすのは、やめよう。
とばかり。昨日も今日も、明日からもずっと。

 ☆

愛するひとの寝顔と寝息を
すぐそばで
感じていられる
心やすらかな夜が

この星まわる
そのはやさのままゆっくり
憎しみ戦争にじゃまされず
静かに愛しあえる夜が
地上に訪れてくれる
地球で

いつかあれますように



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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「純心花」
2022年イーフェニックス
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年イーフェニックス
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年土曜美術社出版販売
「愛(かな)」1993年土曜美術社出版販売
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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