高畑耕治は童話作家、童謡作家(に過ぎない)と、現代詩を書かれる方の(言外、無意識、あからさまな)高みからの見下しをたびたびわたしは浴びてきましたけれど、まじめな話わたしはその言葉、最大のほめ言葉と思っております。尊敬しておりますのは、アンデルセンや金子みすゞ、こころある詩人です。
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『イスラーム神学』(松山洋平著、作品社)を読み終えました。単純には括れない多様な考えが時代・地域に広がっていると教えられます。共感できること、できないこと、混在しているのはあたりまえだけれど、理解しようとして初めて互いの差異を認めたうえで繋がる何かが見つけられるのではと考えます。
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自分の考えだけが正しいと主張し押しつけようとする者を私は疑います。発言しているのは人間。謙虚さを失うほど理性も薄れると思います。宗教においても、哲学においても、政治的な立ち位置の相対的な右左の自己主張、権威づけなど関係なく。
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原始仏教、日本神話、ギリシャの懐疑主義哲学の本を少しずつ読もうと思っています。共感しつつ、反発しつつ、なぜこのように伝えようとされたのか、理解しようとしつつ。芸術、文学は愛真善美を探さずにはいられない人間のさまよいでしかなく正しさの主張でも押しつけでもないから好なのだと思いつつ。
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いちばん好きな詩はずっと抒情詩です。恋と愛の。だからポエムはいいと感じます。心象と象徴の遥かな憧憬の美も好きです。子規や茂吉の叙景の絶対化は独断的だと思います。削ぎ落とすことで表せる表現があることも学びつつ、枯れた老境に逃げ込まず、抒情を、と思います。
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なぜ生きてるのか問いつづけても、こたえは見つからず、それでも探し問いつづけてることが、なんだか生きていることであるように。ただ、愛(かな)しい、とばかり感じてしまうこころに咲くことばが、わたしにとっては詩であるようです。詩はこころが咲く花、いろんな花にであえればいいと思います。
☆ 新しい詩集です。
詩集 『銀河、ふりしきる』 高畑耕治
A5判、400ページ、出版社イーフェニックス、税込540円。
393作品収録。 カバー・章扉絵・渡邉裕美。

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書名 「銀河、ふりしきる」 高畑耕治
ISBN 978-4-908112-17-1
出版社 イーフェニックス
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