ツイートした詩想の、落穂拾いです。
*
平安かなを学びながら和歌を読んでいます。
仮名が表音文字として生まれたことほぼそのままのやわらかな姿のしるべとして、うたわれ記され伝えられてきたことが自然に感じられて、言葉の音、音色がこころに染み響いてくる気がします。
まるで小学一年生のような喜びを感じます。
*
新古今和歌集は生真面目に通読しようとすると権門家(当時の権力者)のよく思えないうたもまぜこぜで、挫折したことがあります。
いまは、好きな歌人の好きなうたを花をみつめるこころのままに読んでいます。
*
式子内親王はずっと好きですが、よくわからずにいた歌人の良さを知りました。
夭逝した宮内卿、物静かに長く生きた二條院讃岐、詩的天性の俊成女のうたは、それぞれ個性の花を、とても美しく、咲かせていると感じます。
*
ゴッホが近くまできてくれているので、会いにいきたいと思っています。彼のような絵描きになりたいと夢見た時間がわたしにもあります。
*
ゴッホとゴーギャンの強烈な個性の違いがお互いの絵の良さを、際立てあっていると感じました。
芸術家の魂として絵に宿り、静かに響きあっているものは、美、祈り、ヒューマニズム。悲しく、励まされました。
☆ 新しい詩集です。
詩集 『銀河、ふりしきる』 高畑耕治
A5判、400ページ。393作品収録。カバー・章扉絵・渡邉裕美。発売イーフェニックス、込540円。

☆ アマゾン
詩集・銀河、ふりしきる ☆ 書店、図書館リクエスト
書名 「銀河、ふりしきる」 高畑耕治
ISBN 978-4-908112-17-1
出版社 イーフェニックス
- 関連記事
-
- https://blog.ainoutanoehon.jp/tb.php/1123-7652f214
トラックバック