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詩想(四五) 詩と文学。心の足跡。

私の詩想を、ツイートからひろいあつめました。

 ☆

大切なことを、作品を、今日は、ほんの少しだけでも、育てられたこと、うれしくおもいました。
ひとりひとりが、大切なことに向き合える、大切な人との時間を、生きられる社会でありますように。

 ☆

懸命に作品を創作しつづけたなら、いつだか今日だかわからなくても、未完成、残るのはたぶん、しかたない。
食べ生き延びずには、書けないと言い聞かせ、眠らずにはもたない、眠り目覚める、生き物。まだ目覚められると信じて。まだ会える、愛しあえると信じて。

 ☆

一瞬一瞬を、闘病している人、
しつづけている人、
あかんぼを産み出す瞬間に命がけの人、
想う気持ち、
損得勘定計算する選挙宣伝には
欠落して、ほとんどない。

選挙なんてパフォーマンス、
場当たり演技は気にせず、
人の大切な生きる姿、
想い続けるこころが、詩、文学。

 ☆

自分の考え、感じ方、利得、欲望に、一致しない、人のゆたかな姿、可能性には、目をそらし、耳を傾けず、罵倒し排除しようとする、例えば今、首相と呼ばれてしまったような狭すぎてなんにも見えない人は、無人島でひとり自己愛に溺れてくれたらどんなに、ましな、社会、未来が、描けるか。

 ☆

月のひかりの美しい夜に。
特定秘密保護法、反対の声を黙殺して施行されそうな、ひどい社会。ひどい政治家。
反対の意思を、私は示し続けよう。月のひかりの美しい夜に、言い聞かせ。

 ☆

社会一般常識から外れものの文学の、さらに外れものの極北の詩に、社会的な存在意義があるとしたら。
生きてるうちの金銭争奪力ばかり考えてる輩をヨイショする現世で、感動と美とほんとのこと、感じ伝えあい生きたいと願う心、自分を潜って探し問い伝えようともがくこと。だけ、でも。

 ☆

そうせずにはいられない想い、願いこそ、なによりつよい。どんな悪状況でも。誰に、社会に、押しつけられても。
ひとつきりのいのち生きること、そのものなのだから。
好きだから、きれいだから、大切だから。
薄っぺらな損得勘定なんかに、けして負けない。死ぬまでも、死んでからも。

 ☆

純愛は、メランコリーに、
芽吹き、萌え、燃え、散る、
美しく。
とてもかなしい。

 ☆

詩は党派からいちばん遠いし、政治より経済より、ほんとの、よい、うつくしい、なにか、問い、求めてさまよう、心のあこがれ、ひとのこころ、想い、愛すること。
なにより大切な、生きることそのものである、自由なさまよいを、蝕もうとする政治だけには、どんなことがあっても、わたしは抗います。









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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「純心花」
2022年イーフェニックス
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年イーフェニックス
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年土曜美術社出版販売
「愛(かな)」1993年土曜美術社出版販売
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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