古今和歌集 恋歌五 797 小野小町色見えで移ろふものは世の中の人の心の花にぞありける(コレクション日本歌人選3 小野小町 大塚英子 笠間書院)平仮名は近代まで清濁書き分けず濁点は表記されなかったので、この歌の表記は「色見えて」。読みも古来両説あり。小町は「見えて」と、打ち消しの「見えで」、正反対の意味を掛詞にした。惹かれます。手もとにある「伊達本 古今和歌集」藤原定家書写、笠間文庫で確かめました。色見え...
『古今和歌集』の巻第十一から巻第十五には、恋歌が一から五にわけて編まれています。五回に分けてそのなかから、私が好きな歌を選び、いいなと感じるままに詩想を記しています。 平安時代の歌論書についてのエッセイをいま並行して書いていますが、優れた歌論書、歌人に必ず感じるのは、彼自身が好きな良いと感じた多くの歌をいとおしむように、伝えようとする熱情です。 なぜなら、好きな歌を伝えることは、彼自身の心の感...
『古今和歌集』の巻第十一から巻第十五には、恋歌が一から五にわけて編まれています。五回に分けてそのなかから、私が好きな歌を選び、いいなと感じるままに詩想を記しています。 平安時代の歌論書についてのエッセイをいま並行して書いていますが、優れた歌論書、歌人に必ず感じるのは、彼自身が好きな良いと感じた多くの歌をいとおしむように、伝えようとする熱情です。 なぜなら、好きな歌を伝えることは、彼自身の心の感動...
『古今和歌集』の巻第十一から巻第十五には、恋歌が一から五にわけて編まれています。五回に分けてそのなかから、私が好きな歌を選び、いいなと感じるままに詩想を記しています。 平安時代の歌論書についてのエッセイをいま並行して書いていますが、優れた歌論書、歌人に必ず感じるのは、彼自身が好きな良いと感じた多くの歌をいとおしむように、伝えようとする熱情です。 なぜなら、好きな歌を伝えることは、彼自身の心の感...
『古今和歌集』の巻第十一から巻第十五には、恋歌が一から五にわけて編まれています。五回に分けてそのなかから、私が好きな歌を選び、いいなと感じるままに詩想を記しています。 平安時代の歌論書についてのエッセイをいま並行して書いていますが、優れた歌論書、歌人に必ず感じるのは、多くの彼自身が好きな良いと感じた歌をいとおしむように、伝えようとする熱情です。 なぜなら、好きな歌を伝えることは、彼自身の心の感動...
『古今和歌集』の巻第十一から巻第十五には、恋歌が一から五にわけて編まれています。五回に分けてそのなかから、私が好きな歌を選び、いいなと感じるままに詩想を記します。 平安時代の歌論書についてのエッセイをいま並行して書いていますが、優れた歌論書、歌人に必ず感じるのは、多くの彼自身が好きな良いと感じた歌をいとおしむように、伝えようとする熱情です。 なぜなら、好きな歌を伝えることは、彼自身の心の感動を響...
今回からは、断続的になるかもしれませんが、日本の詩歌、和歌をみつめなおし、よりゆたかに感じとってゆきたいと思います。具体的には、代表的な歌学書とその例歌や著者の歌人の歌をとおして感じることができた私の詩想を綴っていきます。 初回は、905年頃まとめられた勅撰集『古今和歌集』の有名な「仮名序」。著述者は撰者の一人、紀貫之です。 冒頭の一文、この一段が私はとても好きです。詩歌はこのようなものだと素直に...