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詩だから伝えられるもの

 詩は言葉による表現、言葉の音楽、曲のない心のうたです。
 美しいメロディーやハーモニー、軽快なポップス、ロックのリズム、クラシックの旋律は、歌詞がなくても、曲と声音だけで、聞く人の心を揺り動かす力があります。歌詞の意味を理解できない言語の歌でも感動し好きになります。逆に考えるとそれだけ、言葉の、意味を伝える力と、イメージを浮かび上がらせる力は、曲や声音に比べ、より弱くてもかまわないといえます。
 曲のない詩にとっては、言葉の意味とイメージの形象化、この二つが最も重要なものです。ほかには物語性や、言葉のすがた(文字の並び、漢字とひらがな)と、言葉それ自体のしらべ、言葉の音楽もまた、とても大切なものだと思います。そのうちの、詩のしらべについて思うことを次に記します。

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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「純心花」
2022年イーフェニックス
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年イーフェニックス
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年土曜美術社出版販売
「愛(かな)」1993年土曜美術社出版販売
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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