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アンデルセンの『マッチ売りの少女』

 ハンス・クリスチアン・アンデルセンの童話が私はとても好きです。
「マッチ売りの少女」「みにくいアヒルの子」など幼心にともった小さな火が、ずっと消えずに灯り続けてくれていると感じます。
 心優しい詩人の山下佳恵さん「マッチ売りの少女」の詩を書かれています。
   詩「マッチ売りの少女
 山下さんの詩句「最後まで読もうと思っても/涙でぐちゃぐちゃになって/見えないんだ文字が」に、私も心の重なりを感じます。

 アンデルセンは貧乏な家庭に生まれた苦労人だから、人の悲しみ、苦しい境遇に追い込まれた人の気持ちがわかりその目線で書いていることに私は共感するのだと思います。
 そして何より彼の詩心は本物でアンデルセンが真の詩人だと感じるから、私は彼の作品が心から好きです。

 彼の作品のなかでも大好きな『絵のない絵本』についての思いを次回に記します。


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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「純心花」
2022年イーフェニックス
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年イーフェニックス
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年土曜美術社出版販売
「愛(かな)」1993年土曜美術社出版販売
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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