ツイートした詩想の、落穂拾いです。
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しばらく発信が少なくなっていますけれども、生存しています。
もともとわたしは作品のほかは言葉少ない性質です。
なにをしているの?
ものを思っています。
たぶんデカルトのコギトのようにではなく、パスカルのパンセの葦のように。考える人でありたいと思っています。
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吉田兼好が徒然草で、読書は時間をこえた対話でとても心がゆたかになるというようなことを書いているようです。その言葉にとても共感し、さまざまな個性、パンセと対話しています。
作品を創りたい、生まれますようにと、いつも願っています。
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強欲な者たちばかりでなく、思いやりのこころを失わない人、ひとりひとりが、より人らしく生きる時間を選びとれる社会、世界であれますように、そのためにできることをしようと思います。
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800年前平安時代末期鎌倉時代初期を生きたひとりの女性の歌集「建礼門院右京大夫集(けんれいもんいんうきょうのだいぶしゅう」(糸賀きみ江・全訳注、講談社学術文庫)を読んでいます。
70年前の戦時下の日本で若者に愛された本だと知りました。(教えられた記事をリンク、紹介します)。
【安保法制反対 特別寄稿 Vol.3】戦場の〈恋〉 ―
戦時下、若者が愛した『建礼門院右京大夫集』 ―(名古屋大学准教授(日本文学・女性教育史):榊原千鶴さん) 2015.7.14
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なぜ強制的に死に直面させられた若者に読まれたのか?
彼女は平家の恋人が壇ノ浦で死んだ時間を生きました。
その思い、ひとを愛する思いは、時代も死もこえて、いまも変わらずひとのこころに響くことを、教えられます。
感じとりたいと思います。
☆ 新しい詩集です。
詩集 『銀河、ふりしきる』 高畑耕治
A5判、400ページ。393作品収録。カバー・章扉絵・渡邉裕美。発売イーフェニックス、税込540円。

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詩集・銀河、ふりしきる ☆ 書店、図書館
書名 「銀河、ふりしきる」 高畑耕治
ISBN 978-4-908112-17-1
出版社 イーフェニックス
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