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好きな歌。建礼門院右京大夫集。紫式部。

建礼門院右京大夫集

とし月のつもりはててもそのおりの雪のあしたはなをぞ恋しき
(訳)
年月がどんなにたってもあの雪の朝は恋しく、思い出されて

建礼門院右京大夫(けんれいもんいんうきょうのだゆう)集は、平家の若者と愛し合い源平の戦で死に別れた女性の和歌集です。
日中戦争、太平洋戦争に巻き込まれたで多くの若者に、岩波文庫で読まれました。読み返して豊かな感情と深い悲しみに心がうたれます。どのような大義を為政者がかかげようと、戦争をゆるしてはだめだと私は思います。


鳴き弱るまがきの虫もとめがたき秋の別れやかなしかるらん

紫式部 (千載和歌集 離別歌)

(大意)
鳴き弱ってゆく垣根の虫たちも、止めることのできない秋の別れを悲しんでいるのでしょうか。

紫式部の和歌には、源氏物語の流れに輝く歌、「紫式部集」のほか、新古今集や玉葉集でも出会えます。
和歌においても、人としてのまなざし、心の深さが必ず根底に感じられてよいと私は感じます。

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プロフィール

高畑耕治

Author:高畑耕治
Profile:たかばたけ こうじ
1963年生まれ大阪・四條畷出身 早大中退 東京・多摩在住

詩集
「銀河、ふりしきる」
2016年イーフェニックス
「こころうた こころ絵ほん」2012年同
「さようなら」1995年土曜美術社出版販売・21世紀詩人叢書25
「愛のうたの絵ほん」1994年同
「愛(かな)」1993年同
「海にゆれる」1991年土曜美術社
「死と生の交わり」1988年批評社

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